「アナコンダ・こねこちゃんのお父様～(はぁと)」
「？！」
と、呼ばれたのも今となってはすっかり思い出の彼方ですが、あのね、お父さんね、呼ばれた時ね、ちょっと風俗のお店かとおもっちゃったよ。
暑い日が続きます。
アナコンダでございます。
さて、「猫 捻挫 脱臼」でググったら20万とか一生治らないとか怖い話が続々出てきて思わずコンビニで残高確認したのが昨日までの話。
２０万あったらプチリフォームで猫部屋作れるやんけ！ と憤るまもなくスヤスヤと眠りについてございます。
本日の昼間は昼間で、職場に住み着いた野良猫の一家を撮影！
おそらくスミノギの両親です。今度はサビ母もバッチリとれましたとも！
スパーリングで墨虎にピィピィ鳴かされている芒虎も、お父さんみたいな立派な眼差しを持つ成猫になるんでしょうか。
この４匹が私の勤める職場をテリトリーに治める一家です。白っぽい毛の大婆様が地面をまさぐる姿がなんとも切ないですｗ
いつもはもっとちゃんとしてるんですよ？
そんなこんなの現実逃避をこなしつつも、刻限は着々と近づいてきます。
終業を迎え、どこをどう飛ばしたか覚えちゃいませんがいつもより１０分早く帰宅。
戦前から建つ古い家の階段を上がり、起き上がって「おかえり」の挨拶をする(訳：腹が減っている)ノギトラを軽くなで、墨虎がぐったりと横たわるケージの扉を今、震える手でひｒ……
…………。
…………。
……何走って飛び出してんのお前？
ちょ！
返せ！
オレの２０万(心配性)を返せ！！
ホントは病院なんか行かなくてもいいんじゃねえかとか様々な疑念にかられつつも、墨虎をソフトキャリーに放り込み病院に向かいます。
もっとちっちゃい時は楽勝だったんですが、なんかやたらとでかい声で泣きます。
頼む！
墨虎、頼むからがんばってくれ！
お願いだからウンコとか漏らさないで！
やれ１週間ウンコしないだの、やれもう一匹拾っただの、やれ２匹とも耳を掻くだので通院したおかげですっかり顔を覚えたらしい看護師さんに墨虎の様子を告げて待つことしばし。
診察開始。
「ん～。骨は折れてないですねえ。特に大きな腫れとか熱もないですし」
「脱臼とかは、どうなんでしょうか」
「脱臼してたらこんなに脚を動かせないですねえ。大丈夫ですねえ」
「……」
「一応、念のため、レントゲンも撮ったほうがいいかな～ってのもあるんですが、○○円ほどになりますけど、どうします？」
「お願いします」
「では、しばらく(墨虎を)お預かりしますんで、待合の方でお待ちください」
「はい」
遠くの方からレントゲンを嫌がる墨虎の声がめっっっっちゃ聞こえてきます。
こんなに脚を動かせない？ いやいや。フツーに暴れとるやんけ！ 脚を痛めて来院してるのに先生の手を蹴りまくるとか何この子猫アタシやだｗ
「アナコンダさ～ん。どうぞ～」
「はい」
「一応、レントゲンを見た感じでは、骨折とか脱臼ってのはないですね」
「そうですか……！」
「まぁ子猫というか、子供のうちはですね、レントゲン写真に関節の隙間が見えると思うんですけれども、こういう隙間があるものなんですね」
成長期には関節に伸びるためのマージン(つまり隙間)があるって話はなにかで読んだことがあるなあ。
「はい」
「で、高いところから飛び降りるとか、強い衝撃がかかったときに、隙間のせいで関節の頭と頭がグチッとぶつかっちゃうってこともあるんですが……」
「……」
「どうも触った感じ、左膝の下辺り……ここですね、(写真の)ここらへんを痛がっていたんで、まぁ筋を痛めたというかそんな感じでしょうね」
左の膝と足首は、オレも若い頃にやったことがありますよっと。
２日じゃ全然治らなかったけどｗ
「んー。細かいことまで調べるとなるともっと検査が必要ですが、筋肉系の怪我でしょうねこれは。骨だったらあんなに動けないんで。お薬出しておきますんで」
「はい。ありがとうございました」
と、いうわけで。
温めたウェットフードに薬を隠して食べさせるといいですよ～と看護師さんにアドバイスを頂いたりしつつ支払いを済ませて帰宅いたしました！
いや～。
よかった～。
２０万じゃなかった～ｗ
芒虎と再会のじゃれ合いをする墨虎をそのままにしてやり、近所のスーパーで買ってきたカルカンの子猫用パウチ(\68)を出して、隠蔽作戦開始。
温めると香りがたって薬の匂いがごまかせるとか言ってたな。
ついでに余った粉ミルクも混ぜて臭いを強めよう。
スミノギに餌を出して、食ってる間に風呂に入ってやっと一息です。
いやー疲れた。気疲れしたわ。
これで一安心だわ～～～～。
ちなみに。
適当に薬混ぜたとこだけ食べ残してるのはお約束ですｗ
ぺったん したユーザ
ぺったん
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