トラ吉の姿が見えないことにも慣れた。。。

2013年8月6日(火) 433 / 2

トラ吉が姿を見せなくなって三ヶ月目になる。

忙しさにかまけてさみしさも少しやわらいだ。

そして、ママがたまにご飯食べに姿を見せてくれるから

気持ちは和む。

「今日逢った人に、明日は逢えないかもしれないから

逢いたいと思った人には無理してでも逢うようにしているの

もう明日には逢えなくなるかもしれないから

もう二度と逢えない友達に

あの時、逢っておけばよかったって後悔はしたくないから」

全身に癌を患っている友人が言っていた。

たった今逢ってた人と、

明日には

逢えないかもしれないし、逢うかもしれない

一日に何度も逢うかもしれないし

もう二度と逢えないかもしれない

また逢えるか逢えないか

人の人生は

５０／５０の出逢いの運命を繰り返す。

生きていれば

また逢える。

全身に転移した癌の体は想像できないほど辛いだろう

けれど友人は強く生きている。

ポジティブで陽気。

「私はちょっとぶつけただけでも、小さな内出血から血が止まらなくなって

死んじゃうから」

と明るく言う。

引きこもらない彼女を、とても尊敬する。

私は、その人に逢いたいと呼ばれたらどんなことがあっても逢いに行く。

用事があっても蹴って行く。

だから、トラ吉は、どこかで生きていると信じれば

悲しくないつらくない。

体が病気やつらいひとの力になりたい。

今は友人の回復を祈るばかりだ。

0 ぺったん

ぺったんしたユーザ