
先日、仕事場近くの廃材置き場の、鉄の大きなゴミ箱の中からニャーニャーという鳴き声を聞きました。
廃材置き場で折れた木や粉々のガラスが散らばり、一人では無理だったので、一度帰り、家族総出で探しにきました。
大きな廃材、ガラスなどをどけ、ダンボールを引き出しました。真新しいダンボールの中には黒猫が二匹、脱出したであろう黒猫と茶トラが一匹ずつ。合計4匹いました。もっといたかもわかりませんが、私がみたのは4匹です。
その時一匹、茶トラ子猫が逃げ、どこへ行ったかわかりません。猫を間近でみたのも初めてで、驚き、反応が遅れ捕まえることは最後までできず、結局3匹の黒子猫だけを辛うじて保護しました。
私の地域は狐やカラスが多く、野良猫のケンカも、車の通りもそこそこあります。捕まえ損ねた茶トラは、おそらく生きてはいけないと思い、何度も探しましたが…ダメでした。
捕まえ損ねた私も悪いのですが、申し訳ないというか、凄く悲しい後悔の気持ちでいっぱいです。そのこともあり、残ったこの三匹だけでも幸せにしようと思いました。

早速里親を探し、一匹は引き取られていきましたが、もう二匹は目が感染症で腫れていたり、おそらくガラスで切ったのだろう深い傷が足にあったりと引き取り手が全くありませんでした。
うちには既に犬が二匹、鯉やらがいまして、とても猫が飼える状況ではありません。
そこで友人が少しの間ならと預かってくれることにもなったのですが、夜鳴きで、隣近所に怒られたらしく、結局またうちに戻ってきました。
猫は本当に初めてで、遠くて見ても、近くで見たり触ったのも生まれて初めてで、この先どうしようか悩みました。
保護団体に預けようと思い、相談、申し込みにいきました。
家族にもこれ以上動物が増えるのも申し訳なく、引き取ろうと言えずに、保護団体預けると、決めた時、家族が二匹くらいかまわない、と言ってくれました。
そう言ってくれて、私は、私の家族はこの黒子猫二匹を家族に迎え入れる事にしました。
私の家族も猫の飼い方をしらないのですが、二匹くらいどうにでもなると思うのです、そんな勇気や自信がでるのです。金銭的にも生活的にも、なんとかなると思うのです。
廃材置き場から救った命は、きっともっと私たちの生活を幸せにしてくれると思います。
一生懸命あのガラスや危険がたくさんある場所で、生きたいと泣いていたのですから。その力強さがあれば、私たち家族も賑やかに幸せになれる気がするのです。
いろいろ初めてですが、ここにこの二匹の記録日記を書き始めます。

二匹の名前は、ネロ♂とエル♀です。共に生後二ヶ月ほどです。
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