恒例行事、玄関前で叫ぶなるしゃん。
「あああああああああ~ああああああ~ああ~ああああああああん!」
なんか、赤ん坊がかんしゃく起こして泣いて居るみたい。
隣の家まで聞こえてるんじゃないの?
玄関を開けると、ドアの側にベッタリと居る。
なるしゃんは、「だめ!」と言ったら、飛び出さないのでゆっくり戸を閉めた。
玄関内に落ちているリードを取って、真っ暗な黒タンロードをふたりで歩く。
玄関は黒タンも出たいかもしれないので、開けっ放し。
「なるんるんるるるるん、な~る~♪」
恒例の鼻歌を歌いながら、夜道をずんずん進むなるしゃん。
たまに、車が来ると一目散に家のほうを目がけて走ろうとする。
2軒先まで歩いたら、Uターン。
夜道はなるしゃんも割と真っ直ぐ歩く。
敷地内に入り、玄関を見ると黒タンがなるとの帰りを待っていた。
昨日もそうだった。
玄関から1m程出て、帰りを待っている。
その姿を見ると、子どもの頃を思い出す。
初めての部活動が遅くて、家に着こうとしたときはかなり日が沈んでいた。
自転車をこぎながら、ふと家の前を見ると、道に人影が。
帰りの遅い私を、母が立って待っていた。
次の日も。

黒タンには、本当に母親の愛を感じるよ。
血の繋がった子どもは死んでしまったけど、
本当の子のようになるしゃんを愛してる。
母ちゃんだなあ。
頼むから、長生きしてよ~。
クリスピーチュ~ばっか食べないで~。

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