あずきの症状の場合、吐き気止めは逆効果だった事も知り、ただただあずきに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
猫専門の病院で治療を受け始めて、先生はありとあらゆる可能性を考えて治療をしてくれました。症状は良くなったり悪くなったりの繰り返しで、血液検査の肝数値だけが悪化していきました。
あずきを苦しめている「何か」がわからず、手術して原因を突き止めたとしても回復する確率は非常に厳しいと。
私達は「延命」を選択しました。あずきが居なくなってしまう事なんて想像も出来なくて、だけどあずきにとって何が一番いいのか。あずきは黄疸も進み始め、手術しても助からないかもしれない、延命措置をして毎日点滴をしたとしても余命3ヶ月との事でした。

あずきは車酔いが酷かった為、先生と相談し自宅から近くの病院に転院させてもらいました。その際、先生があずきのデータを次の病院に細かく渡してくださり本当にありがたかったです。
三番目の病院で毎日点滴が始まりました。ご飯はもう食べれない状態でしたが点滴と栄養剤の投与のお陰であずきは最後まで穏やかに過ごせる事が出来ました。
そして今年の5月12日、あずは少し咳こんで主人の腕の中で息を引き取りました。
最後まで甘えん坊のあずきだったね。

あの時、もし私達が違う病院に行ってたら今頃あずはどうしてるのかな?そんな事をよく考えるけど、最後にお世話になった先生は「あずきちゃんの症例は判断が難しいから、きっとどこの病院に行っても治療方針は違ってただろう」そう言ってくれてもやっぱり自分を責めずにはいられなくなる。
それでも忘れずに進まないとね。ちゃんと自分を責めて、命を次に繋げないとね。
あず またいつか逢おうね。

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