兄猫・・・ギー
フサ(父猫)が我家に居付き私達や私達の友人にも懐いた頃、私達はフサはいつも一人で可哀想だなと思いだしました。我家にも先住猫が4匹もいるため入居は難しく、いつも一人で我家のウッドデッキやら車庫に寝そべっていたり、時には寂しそうに我家の猫達を眺めていたり、、友達が居れば少しは楽しくなるだろうと。以前にも我家には外猫が来ていたのですが、いつも1匹で来るか2匹居ても勢力争いが激しく1匹だけ残るという状況でしが。もしかしたら人には懐っこいフサでも、他の猫には厳しいのかなと。
妻はいつもフサには『友達連れてきなさいよ』『一緒にご飯あげるからね』と語りかけていました。
すると、ある日(夏頃)キジトラの猫が登場したのです。それが母猫シバでした。フサとは争う様子も無く、むしろ懐いているくらいでした。最初は距離をとっていたシバでしたが日に日に距離が縮まり、あっという間に体を触らせてくれる様になりました。
ある晩の事です。夕食をあげた後も我家のウッドデッキで2匹は遊んでいました。フサ同様にシバもこちらの部屋を覗いたり何かを語りかける様に鳴いたりします。私が近所のコンビニに行こうと外にでると玄関まで2匹は来ました。私は『コンビニ行くからね』と語りかけコンビニで買い物をして帰ろうとコンビニの裏手にあるコンビニの物置『ゴミ置き部屋』の横を通ると足元にフサとギーが居ました。我家からコンビニは100メートルも離れていないのですが、私が買い物に行くのを付いてきたのです。私は『帰るよ』と言うと2匹は付いて我家まで帰ってきたのです。その時はおなかが空いているのかぐらいしか思わなかったのですが、後々にこの2匹の信頼関係を確認してからはその行動が理解できました。
余談ですが、フサは私達がウォーキングをしに外出した時の道中に出会い、最初は警戒したのですが、私達だと気づくとピッタリ私達にくっつき、400メートル程離れた公園まで一緒に行き、公園の周回コースを私が走っている時は芝生の上で妻と戯れ、帰りも一緒に帰って来たことがあります。
まるで飼い犬の様に。
そんな風にフサとシバは我家に居着くようになったある日、シバが一人で我家に来ているものと外を確認すると、シバと同じキジトラなのですがしっぽがカギしっぽになっている猫がいました。それがギーです。カギしっぽのギー、、。
これはシバの兄弟猫だなと思い今後この3匹はどうなるのか日々観察しました。すると、3匹ともとても仲が良くギーはシバにはもちろん、フサにもとても甘えているのです。
ギーもシバと同様に私達への警戒はすぐになくなり、私達は3匹一緒にいるからフサも安心だなと胸をなでおろしました。
話は飛びますが、保護後に分かったことですが子猫達が母猫に甘え、おっぱいを飲むのは当たり前だったのですが、、、ギーもシバのおっぱいを飲んでいたのです。
という事はギーはシバの子供だったのです。
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保護前の写真です。
手前がギー。奥がシバ。
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