エルとは21年、苦楽を共に生きてきました。
今日、たまたま仕事休みで、静かな気持ちであの子を偲ぶ事が出来ました。
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エルとの出会いは1988年11月。知り合いのおばちゃんちの庭で野良猫が
産んだ子猫の1匹を引き取らせてもらいました。
極度の恐がりで神経質、私以外の人間も猫もまったくダメという
困ったちゃんでしたが、体は丈夫で大きい病気らしい病気もほとんどなく
(年を取って腎臓は悪くしましたが)、悪さもしない本当に手のかからない
楽チンな子でした(^_^)
21年…いろんな事がありましたね。いつもそばにいてくれた…
20年以上も一緒にいると“いて当たり前”になってしまうんですね…
“当たり前”なんてないのに。
だから、エルが突然動けなくなって病院連れてった時先生に
「腎臓、肝臓はじめ内臓の数値が全て悪くなっている。こうなってしまっては
回復はありえない、入院治療も出来るが万が一入院中に亡くなる可能性も
あるから、家に連れ帰った方が…」と言われても、
何の話されてるのかわからなかったぐらい…
“エルがいなくなる”って事が理解出来ませんでした。
いつもそばにいてくれてた、その有り難さにあの子が生きている時
気づけていたら… もっと一緒にいてくれてありがとうと
感謝の気持ちを伝えていればよかった‥。今でもとても後悔しています。
いて当たり前なんておこがましい。いてくれていたのに…
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唯一の救いと言いますか…あの子が本当に苦しんだ時間は
長くはなかったんです。ほんの2、3日…
病院連れて行った翌日15日の朝、もう目が虚ろで一切動かない。
もう危ないかも‥と思いつつ、どうしてもシフトが変わってもらえず
やむなく仕事へ。私の留守中旅立っていたら…物凄い恐怖心と闘いながら
大急ぎで帰ると! 生きて待っていてくれてました。嬉しかった…
翌日も仕事でしたが、今度は何かあったら替わってくれるよう頼めたので
ずっとついててやるつもりでした。
結局、その夜…15日が終わり16日、午前3時58分頃、私の隣で
息を引き取りました。
本当… 最後の最後まで手のかからない子でした。
エルは、私の事ぜーんぶわかっていたんじゃないかなぁ…
ごめんね。寂しい思いばかりさせてたいたらないお母さんで。
あれから4年… 天国での暮らしにも飽きて、もうどこかで
生まれ変わってるかもね。どちらにしろ、幸せだったらいいな。
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ごめんなさい、なんか暗い内容で。ネコジに登録して初めてのエルの
命日だから、ちょっと思いを綴らせていただきました。
エルはこれからもずっと心の中に生き続けます。
そして、あの子の命は、今いるこの子達に繋がって私のそばにいる
ような気がしています。
エル、これからもずっと一緒だよ!
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