阪神淡路大震災

2014年1月17日(金) 331 / 10

あの日、私はもうすぐ３歳になる長男と生後８ヶ月の次男を抱えて
震えていた。長男は揺れるたびに泣き喚き。。

地震直後は停電、揺れが頻繁にくるのと子どもがいるため身動き取れず
午前７時過ぎに電気が復旧してテレビをつけると一体どこの国の映像かと
思うような状況が映し出されていた。

言葉が出なかった。

電話がつながらなかったので、旦那と実家から心配のコールが入った。

その頃母の妹の旦那さんの実家が倒壊していた。神戸市灘区に住んでいた。

夕方、旦那の会社の上司から電話が入る。
「あの・・・落ち着いて聞いてくださいね。実は・・・」

？？　どういうことだろ？なんでそんな言いにくそうなの？

「○○君は今日の最初の仕事が神戸で、今現在神戸にいます」

えっ！！！今朝の電話ではそんなこと言ってなかった！！

「無事ですよね？今朝電話で話したんですが・・・」

「はい、無事ではいます。ただ・・・ご存知だと思いますが、神戸は今
大変なことになってていつこちらに帰ってこれるかはわかりません。」

「それはどういった意味ででしょうか？」

「道が・・・寸断されているのと、瓦礫でまともに走れないんです。火事が発生
しだしているところに現在いるということです。」

「長田ですか・・・・！！」

震える声を抑えて応対をした。

それからはテレビにクギ付けになって、生中継の局を見つけては
一瞬でも旦那の会社の車が映らないかと見ていた。

ほとんど眠れないまま朝を迎え、９時すぎに旦那が無事帰宅した。

あの日のことは今でも忘れない。いえ、忘れてはならないと思う。

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