以前にモデルニャンを紹介してくださった保険屋さんご本人のお星さまになった茶トラさんです。
お預かりした写真と一緒にお盆までには完成させてお帰したかったのですが、お盆にも二十日お盆にも地蔵盆にも間に合いませんでした。
「いつでもいいよ」のお言葉に甘えて、ズルズル・・・。
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ずっと出番がなかった茶々。と写真を撮りました。
写真でみるとこちらの茶トラさんはシマシマの間隔が狭くて綺麗に整っていますが、茶々のシマシマは途中で切れていたり大雑把。茶トラのシマシマもいろんな柄があるんですね。
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茶々は噛み癖があるので、危険覚悟で側に置いたら・・・
やっぱり・・・
おニャン形のしっぽを咥えてブルンブルン、頭を振っていました。
やっと取り上げで、隠しても隠しても、しっこく探す。
ほんとに、この娘。
外でヅラ吉に見せてみました。
ヅラは茶々のよだれのついたしっぽをクンクン。
不細工だと思っていたこの子もだんだん見慣れて来ました。
どうでもいいことだけど、ズラ吉のような真ん中分けの髪型、なんでスケベ分けってゆうのかな?
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前回のシャムちゃんを作り上げ、この茶トラちゃんに取り掛かろうとした五月末、夫が会社を辞めました。
夫はずっと建築関係の仕事をしていましたが、震災後、建築業界は大きく変わりました。
仕事が多いのに予算がない、納期がない、職人がいない。
経営者との考え方の乖離。
ストレスとプレッシャーで体を壊してしまいました。
よく考えて辞めたものの、夫はもう55才、今度は今後の生活の不安と焦感。私もとてもおニャン形を作る気持ちの余裕がありませんでした。
こんなとき、癒してくれたのがうちの猫たち。
まなは丸めたビニールを咥えてきて、遊ぼう、遊ぼうと誘ってくれました。
志づは十八番のヘソ天ポーズで笑わせてくれました。
茶々。は無邪気に甘えて頭をスリスリ。手をペロペロ、最後はカブッ。
外猫さんは野良でも、声がでなくても、元の飼い主さんに捨てられても、不細工でもなんとかなるサと開き直ることも教えてくれているようでした。
今は人手不足。六月末には就職が決まり、そのころから私もまたおニャン形作りを始めました。
昨日初めての給料明細をもらいました。
55歳からのハローライフ、世の中まじめに正直にしていればなんとかなるものです。
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