私が今の家に越してきた時、すでに外には数匹の猫がいました
我が家と道を挟んだお隣の家になぜか数匹
奥さんは餌もやっていないのに!・・と不思議がっていましたが
数年後にわかったことですが、息子さんが餌をあげた事があったようです
そのことを奥さんは知りません(息子といっても私と変わらない年)
たくさんいた猫もどんどん減り、恐らく生き残ったのがくぅちゃんです
ずっと私は、くぅちゃんは一人ぼっちだと思っていましたが
ある年に娘猫がいることを知りました
2009年の真夏のことです
「はな」がいなくなって2か月後のことです
でも、きぃちゃんは既に大人猫でした
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何年間も、毎日朝から夕方までお隣の前にいました
夕方になると寝床へ帰っていたようです
1度餌をくれた家だから、また貰える、そう思って毎日通っていたんですね
奥さんが外へ出てくると、2匹に水をかけていました
(息子が餌をあげたことがあるのを知らないんです)
雨の日以外、毎日毎日通うのです
玄関の前で小さく鳴いては、寄り添って眠っていました
この時期の私は、勇気がないのと知識がなく何もできなかったんです
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その夏、お隣の周辺にはたくさんの子猫が走り回っていました
くぅちゃん達が同時期に産んだ子です
くぅちゃんときぃちゃんは、誰からも餌は貰っていません
週2の燃えるごみの日に、ゴミを漁って生き延びてきた子です
全身の骨に皮がへばりついているような猫でした
生きてきたのが奇跡の2匹です
あんな痩せ細った猫を、ネコジのユーザーさんは見たことないかも・・
目を背けたくなる姿だったんですよ
数日姿を見ないと、「あの子達、死んだんだ。これで良かったんだ」
そう思うようにしていました
勿論、産まれてきた子は育ちません
そう思っていたけど、お隣の奥さんが子猫を捕まえては毎回、棄て続けていました
私、知らなかったんです
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ある日、ゴミを出しに外へ出ると道の真ん中で
ガリガリのとても小さなネズミのような子猫がいました
目がくっついていて、私はそれを見て
「可哀相に、目が見えない子なんだ」と思いました
(猫カゼですね)
その子猫は、くぅちゃんが連れて行きました
ゴミを出し終わり戻ると、お隣の旦那さん(おじさん)が
金ばさみで何かを掴み、川へ何かを放り投げてきたであろう様子でした
・・・私が5分前にみた、あの子猫を川へ放り投げたんです
「悪さばっかりしよって!」(何もしていない)
私は何も言えず動けず、家へ入りました
その日、一日中、くぅちゃんは鳴きつづけていました
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これが、私が外の2匹に関わったきっかけです
私が無知で助けられず、死なせてしまったあの子猫の顔を
私は生涯忘れられません
きぃちゃんの捕獲がうまくいかず(賢すぎる!)
最後に産まれた4匹は、アパートの1階の庭に無断侵入し
段ボールを片手に格闘して捕まえました(もう必死!)
でも、その後にも妊娠させてしまい、捕獲時には5匹の堕胎・・
あと1週間で産まれてきた命の重みを忘れられません
胎児の入った箱、重たかったです
だから絶対に私は、くぅちゃんときぃちゃんを守ります
懺悔の気持ちから、と言えば聞こえはいいですけど・・
2匹は、いえ、8匹は私を許してくれるのでしょうか?
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きぃちゃんが最後に産んだ4匹のうちの1匹
今は滋賀県の美容室の次男坊です♪

4匹中3匹がグレーの長毛で、1匹がキジ長毛でした
この写真の子が1番大きくて、それでも2か月で600グラム
1番小さい子は280グラム・・
同じ兄弟なのに・・絶句でしたね
よく育ってくれたなあと思います
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最後まで私の思い出話にお付き合いくださって、ありがとうございます(^^:)
それでは本邦初公開、先代の「はな」と「モモ」です♪
おデブの三毛がモモです


さてと・・
次は最終章です
全部吐き出したいので、自己満足の日記、まだ続きます(笑)
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