と、いった時代ではありませんでした。
まぁ、あたり前ですけどね・・・。
昼休みともなれば教室のあちらこちらで、「こっくりさん」をする何組かのグループがいました。
今では、考えれない風景であります。
さて・・・。
「末法(まっぽう)の世」ともなれば、いろんな邪法に、ついつい心を奪われるので注意が必要です。ある意味において「オレオレ詐欺」よりも怖い、といっても過言ではありません。
そんな中、九州は宮崎県の某有名神社の神官を代々継承する家系の分家の分家。私、ナガトモのブログへようこそ!
むかし、むかし、その昔・・・。
私がまだ中学生だった頃。
ですから、もうかれこれ40年ほど前になりましょうか。
狐狗狸(コックリ)さんっていう低級霊(主に、狐や狸などの動物霊。)を呼び、あれこれ質問し、失くし物を探させたり、あるいは未来予知をしたりする。
といった、交霊術(こうれいじゅつ)遊びが流行したことがございます。
もともと「こっくりさん」は、19世紀に西洋で流行した「テーブルターニング・ウィジャ盤」で行われる「自動書記」なる「占い」に端を発し、それが日本に伝わり、独自の形を形成したものであると言われています。
1970年代に漫画家の「つのだ じろう」という作家が「うしろの百太郎」っていう心霊コミックマンガの中で紹介し、小中学生を中心に一大ブームを引き起こしました。
地域によって「こっくりさん」は、「キューピットさん」とか「てふてふサン」「エンジェル様」などと様々な名で呼ばれていました。
しかし、遊び半分の安易な気持ちで行う場合が多く。交霊中に突如、ヒキツケをおこし倒れ病院に運ばれたり、気が狂い精神科のお世話になったり、お祓いや除霊をしなければならないような生徒が続出し・・・。
つまりは教育委員会から学校中に「こっくりさん禁止令」が出され、その後しだいにブームが去って、つまりは、忘れ去られて行きました。

それでは・・・。
その、「こっくりさん」とは、どのようにするのか?
いや、その前に・・・。
なぜ、今、私がこの「邪法のやり方」を皆様にお伝えするのかと申しますと。
ひと言、いや、ふた言で言えば・・・。
①現在は、昔と違い空気中に携帯やスマホ、それ以外の目に見えない電波、電磁波が複雑に混同しています。深夜、人里離れた古い神社やお寺でするならまだしも、いまの環境下では、まず不可能です。
②たとえ環境が整ったとしても「絶対に、低級霊を呼べない!」「呼ぶことが不可能!」
だからであります。
それはなぜか?
あなたは、「天の数歌(あめのかずうた)」っていうのをご存じですか?
天の数歌とは「霊(れい)」を呼ぶ時などに用いる数え歌であります。
「ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノタリ。フルベユラ、フルベユラユラ~・・・。」
こんな感じであります。
これを、ただひたすら棒読みしても霊には感応しません。
感応させるには、つまり、霊と波長を合わせるには、独特の節回し、トーンとでも申しましょうか、リズムが必要なのです。
言霊(ことだま)の響きが必要なのです。
これは、文字では伝えれません。
だから、安心かつ安全?
なのであります。
では・・・。
その「こっくりさん。」
どのように行うのか、と申しますと・・・。
実際、実に様々なる様式があるのですが、もっともポピュラーな方法はといいますと、まず大きな紙(白紙)を用意します。そして、用紙の上側(中心)に赤字で鳥居を書きまして、横側に「はい」「いいえ」の二文字を書きます。
その下に、数字の0~9と、あいうえお・・・の「五十音」を記入します。さらに男・女と記入する場合もあります。

↑ ↑
こんなカンジです!
①10円玉を1ケ用意し、鳥居の上(入口)に置きます。
②ひとりで行う場合と2~3名の友人どうしで行う場合もありますが、いずれにしろ、人差し指の先を軽く10円玉に触れます。(もちろん他の指でも可。)
③心を集中し「天の数歌」を3~5回唱えます。
④そして、「こっくりさん、こっくりさん。おいで下さい!いらっしゃいましたら、はい、へ進んでください。」と呼びます。(べつに窓を開けたり、住所を言ったりしなくても大丈夫です。)
!(;`O´)(注・ただし、狐や狸の動物霊だけでなく、成仏してない坊主、神主、行者、あるいは自縛霊(じばくれい)などの不成仏霊(ふじょうぶつれい)なども来る場合があります。)
⑤コックリさんが来たら、10円玉がスルスルスルっと勝手に動き、「はい」に進みます。(初心者は、最初はなかなかコツをつかむのが難しいので、経験豊富な方といっしょに行うことです。)
⑥まずは身辺の簡単な質問をします。例えば「私のサイフにお金がいくら入ってますか?」とか、「私の、お父さんの職業は何ですか?」とか、自分が知っている事実を質問します。
もし、ここでデタラメな、たとえば・・・「10・お・く・え・ん」とか「そ・う・り・だ・い・じ・ん」とかに、10円玉が進んだ場合は、ダメな霊が来ていると判断し丁重にお帰りいただきます。
⑦帰ってもらうには「こっくりさん、こっくりさん。ありがとうございました、どうぞお帰り下さい。」と労(ねぎらい)の言葉をかけお帰り頂きます。
10円玉が鳥居へ進んだり、紙の外へ出たりしましたら、コックリさんは帰ったということです。
⑧後は、使用した紙を燃やし10円玉は塩で清めて下さい。
!(;`O´)「注・なかなか帰らない場合は?
「アチメー、オー、オー、オ~!」と唱えて「こっくりさん、こっくりさん。ありがとうございました。どうぞお帰り下さい。」と唱えればまずOKです。
(この秘呪(ひじり)は正式には、「アチメー、オー、オー、オー、ノボリマス、トヨヒルメガ、ミタマホス、モトハカナホコ、スエハキホコ。」ですけど、簡単に「アチメー、オー、オー、オ~!」でまずOKです。)
⑨すべてが終了した後で、必ず「自然塩」で清めます。「ハラエタマエ、キヨメタマエ。」と唱えながら、塩を少々、手足や衣服にかけ清めます。(葬儀後に家へ帰った時の要領。)
最後に!
いずれにしろ、遊び半分でこのような動物霊や不成仏霊などの低級霊を相手にすることは非常に危険です。
くれぐれも行なってはいけません。

「コッケイさん」にゃ~!
(*^_^*)
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