そう信じながらも、バロンの側で眠った私
気が付くと機械の音とは別に苦し気なバロンの息遣いで目が覚めました。
横たわり、口を開いたまま全身で息をするバロン
「バロン」と声を掛けると、大きな声で鳴きながら私の側に近寄ろうとしていました。
酸素ハウスに右手だけ入れて身体を撫でながら、主人を大声で呼ぶと、程なく主人とミンちゃんが2階から降りてきました。
その後、痙攣を起こして次の瞬間この子は動かなくなりました。
病院へ…そう思い電話をしようとするけど、電話番号が見えない!!
いつも見えていたのに何故!?
もたもたしていると「ダメだ息していない!!心臓も停まっている!!」主人が叫んだ。
8/31、6:50頃の事でした。
身体をキレイに拭いてあげ、バロン大好きだった布の端切れが残っていたので、その布で身体を包んであげました。
本当は営業日だったのですが、泣き続ける私を見ながら「今日は休みにしよう」と主人が言ってくれました。
病院の先生にも電話をして、火葬してもらえる場所を紹介して頂き、12:30に火葬の予約も取れたので、お店に貼り紙をしに行きました。
バロンの亡骸を納めた小さな箱に花を入れてあげようと庭の花を摘んでいると、病院の先生からお花が届きました。

バロンは沢山のお花に囲まれて旅立ちました。
猫にしておくのが勿体無いくらい本当に優しくて、思い遣りがある子でした。
天使と言うより、甘えん坊でヤンチャな優等生。
大きな前足を撫でながら「きっとバロンは大きくなるね」と、主人と話していましたが、こんなに早くこの子を失うとは思いもしませんでした。

ミンちゃんが淋しそうに鳴きます。
最後の瞬間も、布にくるまれ小さな箱に入る時も、バロンが入った箱を私達が持ち出すのも、ずっと 見ていたし、何度も匂いを確かめに行ったのに…
ニャオーン ニャオーン
可愛いあの子は、もう居ないんだよ

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