この男・・・。
実は、案外いいヤツなのかも?
まぁ・・・。
今は・・・。
あくまで、今現在はですけれども、私はそのように彼を評価、というか見直し、しているわけでありまして。
で、どの男なの?

(写真では5匹しか写ってないが、他に4匹います。)
ハイ。この男でございます。(いつも白カッターシャツに黒ズボン。)
年齢は50歳台後半か?
ま、それはそうと・・・。
なにを隠そう、この男。高知県は南国市にあるK神社B群ニャンコ9匹を担当している者なのである。
B群ニャンコは、山頂にたむろしているネコ達の中で、神社の鳥居外に生息するニャンコ群であります。(ちなみに鳥居内・本殿側にいる10匹をA群と呼ぶ。)
さて・・・。
B群ニャンコ群は、日当たりの良い広大な山頂で悠々自的な暮らしをしています。とにかく自然いっぱい、さらには空き家、倉庫もあり雨風、台風だって怖くない。
そこらの飼い猫より、いい環境・・・。
(-。-)y-゜゜゜マジで!
そのように思います。
さて、ではそのB群を担当するこの男。
とにかく、とっつきにくく、ぶっきらぼうで、無口と、ある意味、三拍子そろっておりまして。
私:「今日もかなり暑いですね。暑いのに大変ですね。ご苦労様です。」
男:「・・・。」
私:「あれ、今日は7匹しか見えんねぇ。他の2匹は出張中ですか?」
男:「・・・。」
こヤツ。ナメとんのか? それとも聴覚障がい者か? いずれにしろ、ただじゃ~済まさんきねや。
ヾ(*`Д´*)ノ" ワテは、高知 九反田(くたんだ)の侠客(きょうかく)、鬼政こと、鬼龍院 政五郎の娘やきに。おんしらナメたらいかんぜよ!(鬼龍院花子の生涯。宮尾登美子 著)

てな、ぐあいでありまして・・・。
それからというもの、私はわざと、男の横で、ニャンコ達に高級猫缶また、ある時は「サバ子にキビナゴ・・・etc」と、こヤツの嫌がる顔を尻目にセッセと餌を与え続けたのであります。
そして数カ月が過ぎた頃・・・。
男:「あ、あのぅ~、そのサバ子は塩分は?塩はネコに良くないと・・・。」
私:「(心の中で)(o_ _)oドテッ! おい、口が利けるのかよ? 障がい者ちゃうんか?」
私:「これは塩抜きしちゅうき大丈夫ながよえ。」
男:「あっ、なるほど・・・。け、けど青魚は、その、あまり多く、その、食べらすと、身体に、その、その良くないようで・・・。」
私:「え、青魚は良うないがかね?」
男:「あハイ。あまり多くは、やらんほうが良いと、ワカサギなら、かまんみたい、です。」
私:「(心の中で)(~_~;) ワカサギとな? おい、そんなん高知で釣れるんか? 北海道ちゃうんか?」
ま、そんなこんなで・・・。
いろいろ、ありましたが、今では、この男のほうから、積極的に話かけてくる、こともしばしば。
話してみると、意外といいヤツ。
そのように思ったしだいであります。

あ、そうそう、餌やりはそれ以来、私は全く関知しておりません。つまり、与えてないです。
なぜなら、この男にとっては、このB群のニャンコは、「家族同様なんだ。」
そう痛感したので、私としては、ただ温かく見守るだけでよいのであります。
(^o^) それもあり、いや「愛」かも?
最近のコメント