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自転車で遠回りして帰った
それが良かったのか、悪かったのか・・・
猫と遭遇。
走る自転車のあとを
鳴きながら駆けてくる。
「どうしたの?」
自転車のカゴには
コンビニで買ったばかりの猫缶
その偶然にも驚いたけど
この町に引っ越して早々に猫と遭遇かぁ
街灯で
三毛さんだとわかった。
埃っぽい毛並みをみれば
野良だと想像できた。
だけど
飼い猫のようにすり寄る。
うちには3匹の保護猫がいる
私にはもう飼う余裕はない!!
心を鬼にして
餌をガツガツ食べてる間に
こっそりその場を立ち去った。
神社があったので
「あの子を守ってください」
そう手をあわせて逃げるように帰宅した。
その事を友達に話したあとも
ムズムズどうにも心配になって
もう一度
様子を見に行ってしまった。
うわ〜〜〜〜!
白3匹、黒1匹、シマシマ1匹。
神社には三毛さんの他にもたくさんの猫。
そして
そこには餌やりおばさんがいた。
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おばさんにいろんな話を聞いた。
みんな悲惨な生い立ち。
三毛さんは2回も出産してるそうだ
そのあいだも
隣に座って話をきている三毛さん。
おばさんはこの子を
「みーちゃん」と呼んでいた。
毎日えさをやり、
うんちの掃除もしているおばさん。
命がつながったのはこのおばさんのおかげ。
でも、餌やりだけでは・・・ノラが増えちゃう!
この子たちみんな避妊できたら・・・
みーちゃん。
この子だけなら私でも手術させてやれる
贅沢をやめればいい!
とても大人しくて
おだやかな猫だった。
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人間の勝手でごめんなさい。
避妊手術を済ませたけど
リリースを悩んだ。
あの場所に戻りたい?
言葉が話せるなら聞いてみたい。
里親さんは見つからなかった。
リリースする気持ちにもなれなかった。
だから
もう、うちの子
名前はそのまま
「みーちゃん」
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