なんということでしょう。
台風19号が、先ほど(16:00)「高知県宿毛市」あたりに上陸したようです。
すさまじき「暴風雨」であります。
これから台風を向かえる地域の方は、くれぐれも、ご注意下さい。
外には、とうてい出られません。
そうそう・・・。
野良ちゃん達は大丈夫でしょうか?
とくに、吉川漁港のテトラポットに生息しているニャンコ達が心配です。避難しているとは思うのですが、あのことが頭から離れません。
あのこと、とは・・・。
たしか、8月11日だったと記憶してますが、台風11号が高知県安芸市に上陸しました。その時、かつてないほどの高波が、吉川漁港の湾内、テトラポットを襲いました。
そのテトラポットには「パン君」という、白黒のパンダ猫(オス)と、その仲間、約10匹ほどの野良ちゃんが住んでいたのです。
その後、パン君と、その仲間の姿を見た人はいません。
台風前に、保護しとけば・・・。
まさに、断腸の思いです。

パン君ほど、地元の漁師や、釣り人に愛されていたニャンコはいませんでした。
「この猫は人の気持ちや言葉がわかるねえ。」「こんなお利口さんは、おらん。」「見たことない。」
それは、それは絶賛されていました。
実際、何人もの漁師さんや、釣り人が「家で飼おう。」と、抱いて車内に入れるのですが、頭をスリつけて、絶対にハンドルを握らせなかったようです。
残された仲間を気にしてか。
あるいは、この場所が、よくよく気に入ってたのか?
私が思うに・・・。

パン君は、とにかく仔猫が大好きで、よく子守りができるニャンコでした。仔猫も、遊んでくれるので、パン君には、すごく懐いてました。
このテトラポット周辺には、仔猫の外敵たるタヌキやイタチ、それに空にはカラスやトンビなんかも居て、生きていくには大変な環境です。
ですから、とにかく仲間を、仔猫を守りたい。 いっしょに居たい!
その一心ではなかったかと・・・。
パン君は、よく釣り人の横にチョコンと座って、一緒に「魚釣り」を楽しんでいました。釣竿が曲がりますと、シッポをピーンと立てて身体をユラします。
しかし、釣り人の狙いの魚(チヌとかボラ。)だったら両耳を広げシュンとなります。
リリースするような小魚が釣れたら、さあ大変。さっそくスリスリ作戦開始です。
釣り人の、足やらスネに、めいっぱい、頭と首、背中をスリ付けます。

おねだりです。
こうして、もらった魚を、口にくわえて、まるでチーターのごとき猛スピードで、テトラへ帰ります。
そして、仲間や仔猫に魚を与えますと、猛スピードで釣り人の元へもどります。
またまた釣り人の横にチョコンと座るのです。
そんな、優しい心をもったネコちゃんでした。
※ユーチューブに、パン君の写真を少し投稿してます。(約5分)
動画が、残ってないのが悔やまれます。
写真しかないのです。
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