第二の誕生日(猫ネタではありません)

2014年12月27日(土) 311 / 6

今日１２月２７日は私「むーまる」の死んだ日です。

1990年、大きな事故に遭遇してしまい、瀕死の重体で救急病院へ搬送されました。
道路が路面凍結する程寒い夜、両親が病院へかけつけた時には
私の心臓は段々と脈を弱めていたそうです。

そして心肺停止。
あちこち骨折し、内臓も損傷していた私には心臓マッサージを施すことが出来なかったそうです。

医師から両親に告げられた「ご臨終です」の言葉。

この時の事は後に回復し、退院間近となった頃に看護師さんや医師、レントゲン技師など多くの方から聞かされました。

父は必死の形相で医師に土下座してすがり、
「どんな姿になってもいい、どうか娘の命だけは助けて下さい」と懇願したそうです。

数分後、再び私の心臓は脈を打ち始め
何事もなかったように息を吹き返したそうです。

顔面を強打していたため、元の顔がわからない程腫れ上がり
家族だけでなく病院関係者も「この子はこれからどうなるんだろう」と思ったそう。
目を開ける事も出来ず、失明も覚悟してと言われました。

そして再び心停止する恐れがあると暫くは看護師さんの監視下にありました。

今、ここにこうして存在している事にどれ程の感謝の気持ちを言葉にしても全く足らないのです。

レスキュー隊のみなさん、医療関係者のみなさん
両親、弟、先輩、後輩、友達、一部の親戚、血の繋がりのないおじさんおばさん達、
多くの方の気持ちと懸命な措置がなかったら今私はここに存在していません。

見える事、聞こえる事、歩ける事、食べられる事、五体満足な事、
あらゆる事が「当たり前ではない」という事をこの時学びました。

「生きている」のではなく「生かされている」事も。

身をもって学んだ「命の尊さ」

再び与えていただいた「生きる時間」
私を救ってくださった多くの方に感謝して今日を毎年【自戒の日】として静かに過ごしています。

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