朝から春のような陽気に、何か美しいものが見たいと日本画を見に行って来ました。
山形美術館と天童市美術館で開催中の吉野石膏コレクション。
日曜の夕方、笑点が始まる前、吉野石膏のダイガーボードのCMが流れると、月曜日のことを考え、憂鬱な気持ちになったものでした。
吉野石膏の「吉野」は山形県南陽市吉野地区の吉野鉱山からきています。
去年もおととしも豪雨で吉野川が氾濫し道路が冠水し、全国ニュースになりました。
その吉野石膏が故郷への貢献として山形美術館と天童市美術館にコレクションを寄託したそうです。
今、山形美術館では、ルノワール、モネ、シャガールなどのフランス絵画、天童市美術館では日本画を展示しています。
220点の作品は季節ごとに分けて展示します。
私は上村松園の「深雪の図」が見たくて天童へ行って来ました。
写真の本は十数年前のもので時々気分転換に見ています。
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作品目録を見ると、横山大観、東山魁夷、平山郁夫、なんでも鑑定団でよく見る名前がいっばい。山形ではなぜか土日にテレビをつけるとしょっちゅうなんでも鑑定団を放映しています。
入場料400円、チラシを持っていくと二割引の320円。会員になると二人まで、いつでも来館できて年間、二千円。
「深雪の図」は本の表紙の有名な「娘 深雪」とほとんど変わりありませんでした。
昔は何枚も同じような絵を描いたのかな。
内緒で扇子に書かれた手紙を読んでいると人の気配を感じ、急いで扇子を隠す若い娘を描いたそうです。
鹿の子絞りの着物、ちょっと開いた口、赤らめた頬、モソモソそしそうな踵。
一瞬を描いた絵は二度見するともう扇子が隠れている・・・。
午前の早い時間だったのか田舎の美術館は人がいなく、私だけ。
ゆっくり、贅沢に深雪さんに癒されてきました。
♪♪♪
血を入れ替えたように、清清しい気持ちで家に帰れば、娘たちはこのとおり。
静かに寝ている志づにちょっかいを出し、ちゃちゃと逃げる茶々。
クリスマスにどんつぁんにプレゼントした唐草模様のキューブは茶々。によって滅茶苦茶に破壊されてしまいました。
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おニャン形、リオちゃん、手足は付きましたがまだ毛がありません。
完成は来月はじめかな?
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