台所で待つ、ハチ君と七七保。
缶詰を開けて…。
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「ハチお兄ちゃん!かんじゅめや!ホラ!」
「うんうん。」
「美味ちちょ~やニャ~。」
「うんうん。」
あ~、うっかり。
ふたりのお皿、洗ってなかった。汚い…。
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「もう、食べてもエエのンかニャ。早よ、欲ちいニャ~。」
「いや…まだアカンみたいや。ほれ…。」
ちょっと待ってて、今、洗うし。
きれいなお皿で、食べよな。
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「まだかニャァ…。」
「これはいわゆる『おあずけ』っちゅうやっちゃな。」
「『おあじゅけ?』…あじゅけんのン?あじゅけたら、利息、ちゅいてくる?」
「利息か…そうやとええな。」
はいはい、利息付き…少し多めにあげますよ。
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