気持ちの整理をつけるため、やはり検査結果を聞いておこうと病院に電話しました。
変な話ですが、先生の言うとおり「悪性リンパ種」であって欲しかった。
その方があきらめもつくから。
結果は「悪性リンパ種」ではありませんでした。
しばらく絶句している私に先生は、肺の「化膿性炎症」ではないかと言いました。
なんでも猫同士喧嘩をすると爪が刺さったまま抜けてしまい、体内で菌を繁殖させることがあるのだそうです。
肺水がたまり、呼吸困難だったのでおそらく肺に近い箇所に爪が刺さったのではないかと。
でもそんな傷、見たこともないし、あれば気づくはず。
それよりも家の猫たちが喧嘩しているのなんて見たこともない。
そう言うと今度は肺がんによる「化膿性炎症」だったのかもしれないと言っていました。
あれほど自信満々に「悪性リンパ種」と言っていたのに。
病院に行く直前はあんなに元気だった、と口にすると、
先生は、いや、確実にその日のうちに死んでいた、と断定しました。
病院に行ったこと自体が大きなストレスになって、激しい呼吸困難になってしまったのかも、と言うと
それもストレスはあったかもしれないがそれが原因では絶対にない、と。
あまりにも決めつけるので、なぜ、そんな絶対だなんて言えるのか!とつい怒ってしまいました。
確かに「悪性リンパ種」ではなくても重篤な状態だったのかもしれない。
その日はどうかわからないけど何日か後には本当にに死を迎えていたのかもしれない。
そうなったとき、病院に行くのが遅れていたらそれはそれで激しく後悔するでしょう。
ただ病院に行った日の朝も、階段を元気に走り降り、おもちゃで遊ぶザネリが忘れられません。
結局ザネリのはっきりとした死因はわからないままになってしまいました。
なぜか未払いのままの検査費用の請求もされませんでした。
今はもしも違う病院を選んでいたら、と思わずにはいられません。
写真左のコサビはザネリが苦しんでいたとき、怯えてずっと震えて隠れていました。

最近のコメント