結局、ザネリの病気、死因はわからずじまい。
「膿胸(のうきょう)」というのが先生の見解ですが、あくまで推測です。
「悪性リンパ種」ほどではありませんが、これも危険な病気なのだそうです。
ネットで調べてみると、手遅れになると命にかかわりますが、早期発見だと生還も望めそうです。
自分としては、他の病気、三本の注射によるショックなどの可能性もあり得るのでは?とも思いますが所詮素人。
全然わかりません。
色々とありましたが、やはりここで一区切り付けたくて、第三者の意見を聞くためカルテの写しをもらうことにしました。
噂には聞いていましたが、カルテの開示を嫌がる動物病院は多いそうです。
案の定、拒否の返事が返ってきました。
以下、やりとり。
病院「何に使うのか」
私「自分なりに死因に納得したい。セカンドオピニオンの意見を聞きたい」
病院「ではその方の電話・所属・名前を聞き本人確認ができたら直接その方に渡す」
私「なぜ患者本人の私ではだめなのか?」
病院「本人に渡すとトラブルの元になる。こちらとしては拒否もできる」
私「どうしたら渡してくれるのか?」
病院「裁判所からの命令があれば渡す」
私「なぜそこまで拒否するのか。見られたら困ることでもあるのか」
病院「そんなことはない。しかしあなたにカルテを見せる義務はない」
私「個人情報保護法の施行によりそちらにカルテ開示の拒否権はないのでは?」
病院「弁護士に相談する。弁護士の意見を聞いてから決める」
私「なぜそこまでしなけらばならないのか。農林水産省・畜水産安全管理課の動物病院カルテ開示についてこうある。〝個人情報保護法の25条、診療簿は個人情報にあたるため、本人の求めがあれば開示しなければならない。診療簿に記載されている飼い主の名前、住所がこれにあたる〟」
病院「渡します」
なんなんだ、この人。
結局病院で、カルテの内容についての説明を受け、未払いだった検査費用を支払ってきました。検査結果のカルテも貰いました。明らかに院長先生はこれから起こるかもしれないトラブルを心配しているように見えました。
なんだかこんな情けない人に大事な子たちの命を託していたのかと思うと悲しくなりました。
自分が納得したいためだけなんだからトラブルなんてないですよ。
どうしてカルテの開示であそこまでうろたえるんでしょうね。
仮に病院に落ち度があっても事を起こす気はありません。
その病院を選んだのは私たちですし、そんなことをしてもザネリは返ってきませんから。
でもこれで少しだけザネリが浮かばれたら、と思います。
ちなみにこの病院の口コミを検索してみたら、ありました。
その方は大事な犬君を失った上、検査結果の連絡がなかったことを受付で訴えると、「名誉毀損で訴える」「あんたが殺したんだ」とまで言われたそうです。細かいことはわかりませんが、病院の先生が大事な家族を失った飼い主にかける言葉ではありませんね。
私も行く前にこれを見ていたら行く病院を変えることができたのかもしれません。
写真は亡くなる十日前のザネリ君。

ところで私たちは東京郊外の昭島というところに住んでいます。
家から10分くらい歩くと多摩川が流れ、今の季節はとても気持ちいいです。
今度の休みにはビールでも持ってザネリをそこに連れて行ってあげようと思っています。

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