写真はすべてスマホで撮ってるんで、長文はPCから、短文・画像はスマホからになるかなと考えています。
最初の日記なので、まずは、はーろと私の出会いから。
2015年4月22日。17年一緒にいた椰(ナギ)が虹の橋を渡ってしまいました。
実家で一緒に暮らしていましたが、私が実家を出ることになり、その時、一緒に連れて出ました。
なので約10年ほど、私と椰は2人っきりで暮らしていました。
ナギの調子がおかしくなったのは、2014年12月の事。
慌てて病院へ連れて行くと、腎臓が悪くなっていました。
それから4か月の闘病生活でした。
椰が死んだら自分も死のうかなと、漠然と思っていました。
独り身だから、早目に死んだ方が周囲に迷惑をかけないだろうと考えていて、だったら、椰の死というのは丁度良いタイミングではないのかと。
しかし、その頃、私は会社内の異動があり、私が仕事を辞めると周囲に迷惑がかかる状況でした。
「独りで生きて、独りで死んでいく」
そう考えていた筈ですが、それは椰の存在を前提としたものでした。
椰を失ってしまえば、とても独りで生きていくことなんて、できませんでした。
そこで私は、椰の49日が終わった後、新しいパートナーを探すことにしました。
椰はシルバーグレイの長毛男の子だったので、グレイ系でない女の子であることは絶対条件。
独り暮らしなので、必然的に長い留守番をしてもらわないといけないので、仔猫は無理なので大人猫。
そして私は以前から黒猫に憧れていたので、できれば黒っぽい子。
条件で、探しはじめましたところ、条件ピッタリの「かりんちゃん」の里親募集を見つけました。
女の子で大人で金目の黒猫。
まさに理想通りでしたが、ただ1つ、問題がありました。
「かりんちゃん」は片目でした。
椰も耳ダニに始まり、尿道砂粒症を経て、麦粒状湿疹、腎不全と病気の多い子でしたが、最初から障害の子がある子というのは、経験がありません。
そもそも、私は30年以上、猫と一緒に暮らしてきましたが、初代のララが17歳半、2代目の椰が17歳と長命で、どちらも他の猫とうまくやれる性格をしておらず、年数の割には知っている猫がこの2人だけでした。
そんな私が、隻眼という障害を持っている子を世話できるのか。
一目惚れだったけど、一つの命に対する責任の重さから、私は迷いました。
一晩、考えて。
ふと、部屋に溢れている、宇宙海賊キャプテンハーロックが目に留まりました。
松本零士先生の作品によく登場し、銀河鉄道999でも重要な役割を果たしたハーロックというキャラが、私は4歳の頃から今でも大好きです。
ハーロックも隻眼じゃないか。しかも失くしているのが同じ右目じゃないか。
じゃあ大丈夫だと、阿呆な根拠で確信したので、里親に応募しました。
幸いにも話はトントン拍子に進み、6月26日、はーろはトライアルのため、我が家にやってきました。
「はーろ」という名前は、プロフィールにも書いていますが、ハーロックから取っています。
女の子なんで、ハーロックの恋人「マーヤ」もいいなと思ったんですが、マーヤは劇中で死んでいるので縁起が悪い。
翻ってハーロックは様々な松本作品に登場しているものの、私が知っている範囲では、彼が死んだ作品はない。
しかし女の子なんで、そのままハーロックとつけるのもアレだろう、可愛い感じがいいと思い、ひらがなで「はーろ」としました。
更に幸いなことに、仔猫時代から隻眼だったはーろは、片目であることに慣れきっていて、特別な配慮が必要ではありませんでした。
大人猫なので、仔猫のようにすぐ打ち解けてはくれませんでしたが、3日もすればゴロゴロいってくれるようになり、4日もすれば膝に乗ってくるようになりました。
しかし、夜は懐いてくるものの、昼は姿を現さない状態が続いていました。
てっきり猫のツンデレと思っていましたが、2週間も過ぎると、昼間でも膝に乗ってくるようになり、私が帰宅をすると出てくるようになりました。
ようやく、慣れてくれたようです。
幾つかオモチャを与えてみたら、近頃は夜中、一人運動会をやってるようで、朝、オモチャが散乱していたりします。
残るは夜一緒に寝ることだけですね。今のところ、一緒に寝てくれません。
まあ、今の時期、一緒に寝るとなると、こっちにも辛いものがあるので、涼しくなったらベッドへの拉致を考えております。
椰の事はまた改めて書くつもりですが、椰と私は激しい共依存関係で一心同体ともいえるような関係でした。
ある意味、異常であったとの自覚があります。
なので、はーろとは「ひとりとひとり」の関係を築いていきたいと思っています。

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