繁殖責任　と　里親募集の現状（自家繁殖者へ向けて）

2015年8月7日(金) 1964 / 7

犬の場合、使役犬として歴史的に時間をかけて維持、良いところはもっとと改良されてきています。
改良途中の犬たちの運命はどうだったのでしょうね。
・・・

犬の中には人間が改良を重ねてできた犬種と昔からいる原種に等しい犬がいます。

人工的な犬と言えば、私が知っているところでドーベルマン。
これは　ドイツで改良された犬です。
たくさんの種類の掛け合わせの上で　出来上がった犬です。
ＭＩＸと言えばそれまで。
簡単にいえるけど　掛け合わせの犬種を見ていくと、結構　大変です。。
始めにできたドーベルマンはずんぐりむっくりな犬だったそうです。
自分の護衛犬にと作り出したらしいです。
その護衛犬を　戦争に悪用しました。見た目に怖くないので　マンチェスター・テリア（イギリス犬）を取り入れて　黒にタン、流線形のスタイルで、強そうに見せる為に　耳を切り、尾を切り、迫力を出したようです。爆発物を背負わせて戦地に放たれた犬でもあるようです。
考えたくないですね。
人間に悪用されるなんて悲しすぎます。
人間が一番残酷な事します。
　

猫は？

猫も同じように　歴史のある猫は　生活環境に適した毛並みをしていると思います。
あとは　猫自身の運動能力の差くらいでしょうか。

猫は犬に比べて　かなり短い時間で　改良して　家庭に出回っています。
見た目の可愛らしさが珍重されているようですね。
そして、珍しい容姿へと改良されては　名前を付けて　世に出してます。

動物園にいるような自然界にいる種類は昔からいるスタイルを守られていますよね。
動物園でＭＩＸで繁殖してないですよね。

少し前に犬のＭＩＸが流行りましたが、どう思いました？
可愛いからいい？
最近はショップに見かけなくなってきたように思いますが、流行が去ったのでしょうか。

猫は？
猫も流行がありますね。
猫はなんでも掛け合わせＭＩＸされまくりなんですよ。
純血種と言われてても　ほとんどがＭＩＸ～混血です。
原種ってどれなんだろ～ね～
雑種（ＭＩＸ）は「健康」、と思っているでしょ
繁殖を追っていくと　色々あるので　端折った一部分を書きます。

たとえば、最近の　短足、折れ耳でスコ。
ふわふわ短足折れ耳マンチ。
（どっちをスコと付けるのか、マンチと付けるのか　？）
短足カール。

これらの組み合わせ、どうでしょうか。
見た目は可愛いと思います。

猫の短足が世に出てきたとき。うわっ　と思いました。
（マンチカン飼っている方、ごめんなさい）

犬には短足胴長のダックスフンドがいます。
穴の中にいる獲物を捕る為に改良された種類です。
実際は　その体型の為に　身体に不具合が出る種類でもあります。
ある程度の年齢になると背や腰に負担が出て悩む犬種です。

猫を短足にする意味があると思いますか？
上下運動の猫、長い手足に伸び縮する長い胴体。長い尻尾。
上下運動に欠かせないものではないでしょうか。
ダックスちゃんは　椅子の上に乗せたら降りられないんですよ。
・・・
猫の短足ちゃんは身体にも上下運動にも問題ないと確認されたから繁殖されてきたようですが。。。

マンチカンの小さな赤ちゃん見た事ありますか？
頭の大きさに比べて足の小さな事。
一瞬目を疑うほどのアンバランスです。
ウィキペティアには
「折れ耳を特色とするスコティッシュフォールドおよびアメリカンカールという純血種との交配をそもそも認めていないためである。
日本の一部のペットショップやブリーダーにはスコティッシュフォールドとマンチカンを交配させてスコマンチや耳折れマンチカンなどという名前で販売している例があるが、そのように書かれた血統書があったとしても、実質的には意味のない血統書である。」

○スコの外形特徴は遺伝性の障害をあらわすものなんですよ。
遺伝性障害をもつ折れ耳猫ちゃんと健康な猫ちゃんとの組み合わせが　ご家庭に来ていると思いますが、いい加減な営利目的の繁殖屋では折れ耳を産ませたい為に　折れ耳同士の掛け合わせをしている場合があると聞いた事があります。

折れ耳と健康な猫ちゃんの組み合わせで
スコティッシュを繁殖している方がいました。
繁殖からいうと　正しい道を歩んでました。
ですが　何度となく　水頭症の子猫が産まれました。
その方は水頭症の子は手元で最期までお世話していました。
産ませた責任ですね。
数か月生きられない命、産まれても毎日が苦痛な子猫。
とても　天使がいてウハウハ♪な光景ではないそうです。
同腹で産まれた子猫は　里親さん募集中～♪　と世に出されていました。
可愛い子達でした。
スコだけではありません、
繁殖業を営む方は亡くなる子猫を体験されていると思います。
精神的に疲れた方はそこで辞められてますね。
繁殖の裏側のほんの一部分です。

野良猫ちゃんは色々なＭＩＸちゃんですね。
立ち耳スコちゃんや足長マンチちゃんなんて　どう見ても普通の猫。
野良ちゃんやセンターに入っても見分けがつかないと思います。
他の純血種の中でもたくさん疾病はあげられています。
もしかしたら　ご家庭の猫ちゃんに　奇形の遺伝子があるかもしれないですよ？
遺伝子疾患の病を持っているかもしれませんよ？
純血種の世界の話で　関係ないや～
なんて　思ってたりしませんか？
家庭猫にはたくさん紛れ込んでいます。
保護猫でも野良猫でも疾患を持っている子がたくさんいます。
身近な事なんです。

純血種は弱いとか　近親で疾患が多いとか　これは記録があるからですよね。
野良猫や保護猫達の疾病等々の記録がないから問題にあがってこないだけで、
本当は　頭数が俄然多いのだから、純血種よりも数倍の問題があるのかもしれません。よ？
遺伝子に何を持ってるのかわからないのだから・・・

繁殖可能な猫ちゃんは　飼い主の責任です。
ブリーダーや繁殖屋ですら、産ませた子猫は責任を持ちます（生死）
産ませたことへの責任を持ちます。（出産後の親猫、子猫共に）
最終的には避妊去勢までの責任を果たされています。
（乱繁殖者や崩壊は責任を果たしてないので最悪は虐待とみなされ刑罰で捕まりますよ）
万が一、不具合な状態が発覚したら　飼い主さんは訴えていますね。

一般の家庭猫でも同じ猫、変わりはありません。
オスの場合は　身ごもらせた責任を。産ませた子猫を飼いましょう。
メスの場合は　産まれた子猫を飼いましょう。産ませた責任を取りましょう。
動物の管理はキチンとしましょう。
＊増えた子猫が飼えないならば　産ませないようにするのが当たり前です。
適切な時期に避妊去勢をしていれば面倒な事にはならないのです。
避妊・去勢手術は　
「猫を飼った人の責任」です。
　
オスメスの交尾を知ってる「大人」が飼っていますね。
飼う責任を果たさないと　罰せられるし　叩かれますよ。
当たり前ですよね。

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「自宅で産まれて子猫を里親募集されている方へ」里親募集の現状
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少し前までは（10年くらい前かな？）
自宅で交尾して産まれた子猫の里親募集は　ネットの広がりにより大変便利になりました。
同時に　野良猫の保護が　しやすくなりました。
今まで保護できなかった人が　動き始め、個人で保護し、募集される方が増えました。
ネット上での里親募集には　いつも満杯な状態。
殺処分寸前や人間に捨てられた子猫の行き場探しが多く、
必然的に　お家のある自宅で産まれた子猫は　里親募集から排除されつつあります。
ボランティア団体さんでは譲渡の窓口を置いてますし、
個人の行き場は　難しそうです。
地道にビラでも貼って　宣伝して探す方法か、
全部を飼う方法しかなさそうです。
これが　今の時代です。
残念ですが　ネットでの里親募集は　無理そうですので
早々に手術でピリオドにしたほうがいいと思います。

保護する人が増えたハズなのに　殺処分が減りませんね。
猫を飼う者がもっともっと真剣に考え、
殺処分や野良猫が減る様に　努力していく事が大切です。

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＊スコやマンチ、カール系の猫ちゃんを飼っていらっしゃる方、
こんな風に書いてごめんなさい。知って飼うのと知らないで飼うのと　飼う人の責任というのも必要です。知ってて下さいね。
これから飼おうと思う人も知って下さい。
新種で出始めてから年月も過ぎてますので疾患のない猫ちゃんももちろんいます。
うちにいるソマリも突然変異からの種族です。
何が起きても　覚悟でいます。
命なので人間と同じですね。
病にかからない子なんて少ないと思います。
どうせ作るなら、見た目の可愛さより健康な身体を追求したのってないのかな。。
良質なﾌﾞﾘｰﾀﾞｰは「健康で」というの入れて繁殖されてますよ。滅多にいなけどね。