専業主婦になり、緊張感がなくなったせいか、その直後、免許をとって十数年ぶりに車を当ててしまいます。(;o;)
左のドアごと交換で、修理費は30万かかり、自動車保険を使ったので、お金は払わなくてすみましたが、私は落ち込んでいました。
車の修理に二週間かかったため、車庫には私の原付バイクしかない状態でした。
二枚ある車庫のシャッターは、一枚だけ閉めて、もう一枚は昼も夜も開けっぱなしにしていました。
2013年9月5日の夕方、夕飯の買い物に行こうと、車庫に原付を取りに行った時、車庫の隅から猫の鳴き声が聞こえました。
声のする方を見ると、閉めていたシャッターのそばに子猫がちょこんと座って、必死に鳴いていました。
子猫は泥々に汚れて、背骨が浮き出るほど痩せていて、鼻の頭の毛が禿げていました。
私を見ると、ニャーンと鳴きながら、飛びつくようにしがみついてきて、今まで聞いたことのないような大きな喉ゴロをならしました。
私は頭が真っ白になりましたが、とりあえず保護しなければと思いました。
自宅にはメイがいるし、うちにはケージがありませんでした。
ケージを組み立てないと、すぐに家に入れることはできないと、とっさに思った私は、子猫を自宅の裏庭にある小屋(主人がハンドメイドで建てて、畳が敷いてあります)に隔離して、急いで原付でホームセンターにケージや子猫用の餌、トイレを買いに行きました。
自宅の車がなかったため、ホームセンターで軽トラックを借りて、ケージを自宅に運搬しました。
その後、家族全員が帰ってきたため、ケージを組み立てて、子猫を裏の小屋から自宅に入れて、娘と一緒にお風呂にいれた後、子猫用のレトルトフードを食べさせました。
子猫は、相当餓えていたらしく、ガツカツと大量に食べて、さっさとケージに用意したトイレで勝手に用を足したので、家族みんなでびっくりしました。(゜〇゜;)
それ以来、トイレのしつけはしたことがありません。
その日から、ななは、うちの大切な家族になりました。
まるで、「あなたは働くことには向かないから、専業主婦になって、この子猫を育てなさい。二匹目が欲しかったのでしょ?」
という、神様のお声が聞こえたような気がしました。
今となっては、仕事を辞めたことも、車を当てたことも、なながうちに捨てられたことも、全て神様の思し召しとしか、思えないのです。
あれから、今日で二年経ちました。
写真は、保護した当日と翌日のものです。
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保護した翌日、動物病院につれていくと、生後3ヶ月半から4ヶ月と言われ、体重は1.2キロしかありませんでした。
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車庫の隅に座りこんで、決して動かず、助けを待っていて、賢いなぁと思いました。
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