恐ろしかった事。

2015年9月5日(土) 2015-09-05T20:13:35+09:00 480 / 4

昨日とある大型ショッピングセンターのペットショップに餌を買いに行きました。


餌売り場は一番奥で、手前にはたくさんの仔犬や仔猫がショーウィンドウ越しに新しい飼い主さんに出会うために生活をしていました。


目が飛び出るほどの金額で売買されるのは品種などの事もあり、仕方ない事ではありますが、出来るのなら新しい仔犬や仔猫を里親募集サイトや保健所から運命の子を見つけ出して、新たな家族を見つけて欲しいな、と思いました。


私もちゅちゅくんを探す前にペットショップで仔猫を探しておりましたが、猫を飼育するにあたり何が必要なのか、病気はどんなのにかかりやすいのかなどを調べている時に、里親募集サイトを見つけ、保護主さんとやり取りをして、ちゅちゅくんと生活するようになりました。


売られている仔犬や仔猫は本当に本当に小さく可愛いです。
｢可愛い～欲しい～！｣
そんな言葉をよく耳にしました。
私はその言葉を聞くと不安になります。


人間だって、動物だって、小さい頃は可愛いです。だけど、ずっとそのままの姿形では居てくれません。
大きくなれば顔つきや体格が変わり、態度も大きくなります。
その、可愛い、飼いたい！は今の目の前に居る仔犬や仔猫が大きくなった時、同じショーウィンドウの中に入れられている時も同じ言葉を掛けられますか？


もちろん、私もちゅちゅくんを飼うときに可愛いと思い、里親になりました。
もちろん、凄く凄く可愛くて、出会えた事に感謝しています。
だけど、思ってた以上に大変な事もありました。想像していたのと全然、違いました。
やはり、動物を飼うと言うのは生半可な気持ちでやると人間にも動物にも迷惑が掛かるんだなと痛感しました。


180°とまではいきませんが、生活が変わりました。ちゅちゅくんに合わせるライフスタイルです。
仕事が終わったら直帰！が鉄則です（笑）


そして、たくさんの人達が居なくなったので、不思議に思い見ると、どうやら就寝の時間らしくショーウィンドウにはロールカーテンが降ろされておりました。


餌の問い合わせをしている時に、ふとロールカーテンが引っかかっているのに気づきました。
きっと寝てるんだろうな～と思い、隙間を覗くと、ショーウィンドウの中には一匹も居ません。
どこか別の場所で寝ているのかな？と思って居たら、ロールカーテンを挟んだ向かいのショーウィンドウの中に1匹のチワワが居ました。
あれ？この子はここなのかな？と思い、見ていると、店員さんが来て、その子を抱き抱え、小さな小さな猫用のキャリーケースより小さい箱にチワワを入れました。
当然、チワワはそんな小さいとこに入りたくないからか頭を出すと、おもむろに店員さんはバンッ！と蓋を締め、床に箱を起きました。
その箱の数、実に20個程度。


ゾッとしました。
その箱の中に、さっきまでショーウィンドウの中に居た仔犬や仔猫が1匹のづつ入ってるんだと察しました。
空気穴が四方側面に2つづつ、蓋に1つあり、中はとても暗いんだと思います。


その中にはガタガタと揺れているものもあり、その箱を見つけた店員さんはバンッと蓋を叩いていました。


店員さんは私に背を向けて作業をしていたので、気付かなかったらしく、叩いてショーウィンドウを出ようとした時に、隙から見ている私に気付き、申し訳無さそうに、ロールカーテンを直し、中が見れなくなりました。


そして、後ろから声を掛けられ、違うスタッフが問い合わせした餌の事を言いに来てくれました。
｢ありがとうございます･････検討します･････｣
そう言って店を後にしました。


たった5分にも満たない時間なのに、私には凄く凄く長い時間に感じ、見てはいけないものを見てしまい、恐怖や動揺を隠せれなく、買うつもりだった餌を買うのを辞めてしまいました。


ペットショップはこういう世界なのでしょうか。
客前には動物として並べ、客が居なくなれば物扱いなのでしょうか。


私には凄く恐ろしいと感じました。
あの光景、凄くショッキングで忘れられないと思います。
読んでいて不快にさせたら、申し訳ありません。


私に今、出来る事は、ちゅちゅくんと今回、里親に応募して新しく来ていただく猫さんを幸せにすることしか出来ないので、非常に無力に感じました。


ペットショップってそんなもんでしょ、いちいちナイーブになっててバカみたいって思われるのかもしれませんが、あの光景が私の脳裏に焼き付いて、凄く気分が落ち込みました。