名前はピヌ。

ザネリを失い、あまりにも激しく落ち込んでいる私を見かねたのか、
カミさんがある里親掲示板で見つけてきました。
実はカミさん、何日か前に夢を見たそうです。
それは子猫に戻ったザネリが我が家を尋ねて来る夢でした。
他に何匹かの兄弟を連れて、家の玄関の前に座っていたそうです。
夢を見た次の日、その里親掲示板で発見したそうです。
写真を見ると本当に子供の頃のザネリにそっくり。
前に譲渡会にお邪魔したときに、まだ新しい子は早い、と思った私でしたが
再び心が揺らいでしまいました…。
保護主さんの住所を見ると、我が家から電車で20分くらいの場所。
近い…。
とりあえず会ってみることにしてお話を聞いたところ、
その子猫は保護主さんのところではなく、別の保護施設にいるとのこと。
その場所を訊いてみると、なんと我が家から自転車で10分くらいの場所でした。
ますます近い…。
次の日、二人で会いに行きました。
実際、会ってみると思ったより小さい…。
生後二ヶ月だそうですが、もっと小さいような気が…。

写真は保護施設でのピヌ。
でも思ったとおりザネリにそっくりな子で、カギしっぽまで同じ場所でびっくり。
さらに保護された場所を訊くと、なんと我が家のすぐそばだったんです。
しかも、夢と同じように兄弟4匹と一緒だったそうです。
お話を聞くたびに私たちとの距離が近づいてくるのも何か縁を感じました。
カミさん曰く、
「生まれ変わったザネリが私たちを尋ねて来る途中、保護されちゃったんじゃない?
できるだけ同じような服に着替えて。
でもバカボンだからホクロをどっかに落としちゃったんだよ」
非現実的なお話ですが、私はカミさんのこの話を信じたい、と思いました。
私たちはこの子を引き取らせて頂くことにしました。
保護主様、感謝いたします。
他の兄弟たちは、幸い三匹里親が決まり、
残りの一匹も決まりそうな感じです。
みんな幸せになってくれると嬉しいです。

先住猫に少しだけ対面させてみると、見事に全員に威嚇されてしまいました…。
でも時間をかければきっと仲良くなってくれると信じます。
最後にひとつ不満が…。
「どうして自分じゃなくてカミさんの夢なんだよー」
ザネリ「とうちゃん、毎晩三時頃起きて酒かっくらってたっス」
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