野良猫らしさ

2015年9月21日(月) 2015-09-21T22:03:23+09:00 284 / 2

シルバーウイーク初日！

漁港に遊びに行くとたくさんの人々が釣りに来ていた。
たくさんの魚が釣れればいいなと思い釣りを始めると・・・・

たくさんの魚は泳いでいるけれど、針を避けて泳いで行く。
餌は食べるけど、針には近づかない。

よく見てみると、針の周りをくるくる泳いでいる。
あ～、魚に仕掛けが読まれちゃっているなぁ。。

ではでは、たくさんの魚がいるんだから網ですくってみればどうだろうか？
魚を狙って網を突っ込むと・・・・

魚たちは逃げていった・・・

この姿を見ていた野良猫たちは、いったん集まってきたけどすぐに解散。
「この調子じゃ魚は捕れないな」と見透かされているのかもしれない。

夕方になるといつものようにうっしーが近付いてきた。
しかし、きょうのうっしーは距離を置いて座ってこっちを見ている。
あれれ、自分のことを忘れたのかい？

あ～、上着を着ているから違う人に見えているのかもしれないな。
とりあえず、指の臭いをかがせる。
「クンクン！！？？」あ～、ダンナかぁ。

臭いでわかってくれたみたいで、また足もとにスタンバイ。
自分の釣りを見学し始めた。

この頃、やっとでアジが釣れ始めたがうっしーは興味を示さなかった。
しかし、今日はあまり釣れない。
その時！？

グンと強いヒキを感じた！
！？？
うっしーは自分の様子に気づいたのか、急に大興奮！

釣れたのはそこそこのメバル。
これはとてもおいしそうだ。

メバルを見たうっしーは「俺にくれるんだよな」と猛アピール。
しかし、バケツの中にメバルを入れると・・・

一瞬、自分をじっと見て突然走っていなくなった。

あれ？

うっしーさん？

やはり自分の得にならない場合は、そばから離れていってしまうんだな～。
野良は生きるために必死なのはわかるけれど、ちょっと残念な気分。

野良猫に何を求めているのか・・・
なんとなく自分自身を反省。

今日の釣果はアジ5匹、メバル1匹。
これは寒い結果になってしまった。

うっしーが離れてしまってからは、♀軍団の子猫たちが自分の近くを占拠。
いつも怖がって逃げていたマロが自分の釣りを見ている。

真後ろを見てみると、遠くから視線が・・・
物陰から光っている目を確認。

ぁ、うっしーだね。

物音を立てて、何かをアピールしているように感じる。
缶を転がしたり、シートを引っ掻いたり・・・
遊んでいるのだろうか？
それとも、何かのアピール？

そんなことを気にせずに、他の猫たちは各々の時間を過ごす。

夜になると風が寒くなる。
みんな、ビニールのシートの隙間や物陰に隠れて暖をとっているようだ。
お腹が空いているのだろうか？
マロは最後まで自分の釣りを見ていた。

マロはいつも来るけど、他の猫たちと違いうまく魚を食べれない。
魚をゲットしても、他の猫に奪われるのがオチだ。
大人の雌なのに、子猫と体格が変わらない気がする。

今日は釣れた魚が少ないので、魚をあげるわけにはいかないけど・・・
唐揚げ用にアジの頭と内臓を手さばきすることにした。
5匹分の頭と内臓は、マロにプレゼントすることに。

これなら食べやすいかもしれないね。
マロにプレゼントすると喜んで目の前で食べ始めた。

マロが完食するのを確認して釣り場の清掃を始める。
餌がこぼれていないか、しっかりチェックして洗い流す。
さらに、野良猫たちの糞がないか周りをチェック。

最後に釣り道具を片づけていると・・・
何かが足にまとわりついているような。
そして、足の指に向かってカブッ！！！！

い、いてえぞ。

だ、誰だよ・・・

黒と白のあの姿・・・
うっしーかぁ、って靴が穴開いたじゃないか。

じゃれるのはいいけど、靴に穴をあけないで（涙）
と話しかけてみたけど「フン」と言わんばかりに知らん顔。

ミカンネットを取り出してうっしーと遊ぶと大はしゃぎ。
なんと1時間近くぶっ通しで遊んでいた。
最後は、知らん顔して暗闇の中に消えていった。

でも、うっしーと自分が呼ぶと尻尾を立てていた。
もしかして、名前を憶えているのかな？

次に魚がたくさん釣れたら少しおすそ分けをしようかな。