椰は、とにかくワガママで、何もかも一から十まで自分の思い通りにならなきゃ気が済まなくて、自分が最優先されて当たり前という子でした。
まだ離乳して間もない頃にうちに来て、可愛い可愛い、蝶よ花よと、寄ってたかって甘やかしまくりで育てた子です。
椰が7歳まで、実家で暮らしていましたが、当時、私は成人済で年の離れた弟も高校生だったため、無茶をする子供のいない家でした。
はーろは、枕を先に取った時以外、私が遣っていたら奪ってこないし、自分のペースを崩されるのは嫌だけど、私に要求してくることは少ない。撫でてとか、ご飯ないの、とかくらい。
椰みたいに風呂椅子に座って口元にシャワー持って来いなんて絶対言わない。
そんなはーろは、椰とは正反対の、多頭飼い崩壊レスキューの子。
椰とはーろの生育環境が逆だったら、性格も逆になっていたのか、それとも、やっぱり椰は椰のままで、はーろは今のはーろのままなんだろうか。
どっちも雑種ですが、椰はペルシャの血が入った洋猫♂で、はーろは和猫の♀という辺りで、先天的な性格にも大きな違いがありそうですけど。
ただ、ペルシャも黒猫も、おっとりした性格をしているとよく言われますよね。
確かにどっちも、闘争心なく、ちょっと間抜けなところがあるなあ。
はーろの仔猫時代を知らないので、仔猫の時から私が育てていたら、この子はどんな子になっていたんだろうと、ふと思ったんです。
じゃれる時は、絶対甘噛みで、腕ホールドからの猫キックでも爪は出さないっていうのは、たぶん、他の猫と一緒に育って加減を知ってるからでしょう。
それ以外は、どこまでが生まれつきで、どこからが環境によって作られたものなのか。
興味がありますし、環境の変化によって、これから性格や行動に変化が出てくるのかということにも興味があります。
椰にしたのと同じように甘やかしまくったら、はーろももっとワガママいって好き勝手できるようにならないかという期待があり、一方で環境ではない分については変わらないしなあとも思います。
まあ、結論としましては、はーろが幸せになってくれたら、それでいいんですけどね。
今日は座椅子を全部譲ってくれません。
私が座るスペースは空けてくれました。


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