今回のネコは、魚の採集飼育にはまっていた時に保護した子猫です。
海水魚で「チョウチョウウオ」のようなヒラヒラしたものから、「カエルアンコウ」というグロテスクなものまで、いろいろ採集して飼育していた頃です。
その採集している場所で、船着き場の運河から、引き潮の流れに乗って溺れていたのがこの子です。

この画像が決め手で、1週間程で里親が見つかりました。
里親希望の方は、僕の友人から紹介をしてもらった男性で、奥さんと子供とネコ1匹の家族構成でした。
希望の理由は・・・
「触らせてくれて、一緒に寝てくれる子が欲しい」との事でした。
実際、翌日から、職場での仮眠を取るようにして、職場でネコを面倒を見ていたのですが、夏の暑い時期なのに、椅子で仮眠を取っている僕の襟元に寝に来ていました(上記画像)

保護した直後の画像ですが、水から引き揚げ(胴長で運河の中を歩いて採集)てやり、すぐに身体を拭いてやりました。
もしかしたら親猫が近くに来てるかもしれないと思い、引き揚げてから2時間程、水に落ちない場所に置いておきました。勿論、母親を呼ぶ声で、ずっと鳴いていましたが、だんだん声に力が無くなってきたので、保護を決めて連れ帰りました。
思っていたより、遠くから流されて来たのかも知れません。
ノミと海水を洗い流す為に、帰宅後に速攻お風呂に入れます。
目ヤニも出ていたのですが、通院を次の休みにしても良さそうな状況だったので、僕自身での通院はさせなかったです。

我が家の犬とも、仲良くできていたので、先住ネコが居ても大丈夫だろうと思いました。
お迎えは、家族総出でいらっしゃってくれて、奥様から、「こんな可愛い子猫じゃ、しかたないねぇ~」とお言葉を頂きました。
ただ、その後ろでほくそ笑んでいるご主人の顔は、今でも思い出すと笑えます。
前日に見に来てくれていたので、よほど気に入ってくれたようです。
里子先は二階家で、二階の寝室がある方に今回の子猫、一階のリビングに先住ネコという状態でのスタートでした。
御主人のご希望通り、触らせてくれるし、一緒に寝てくれるそうですが、オテンバさんでイタズラがすごかったそうです。
里親さんで連れて行ってくれた病院では、ノミや寄生虫の駆除と、結膜炎の治療で諭吉さんのブロマイドが1枚以上掛かったそうです(笑)
今でも、幸せに暮らしているようです。
2010年6月29日~7月4日の出来事でした。
この時からですが、子猫の場合は1・2日で懐いてくれる子ばかりで、大人で保護のせんちゃん以外は、慣らすのに時間が掛かるイメージがありません。
たまたまだと思うのですが、やっぱり縁なんでしょうね。
魚を網で採集している時でなかったら、飛び込むのに躊躇してたら、外海に出てしまって、回収不可能になってしまっていたかも知れません。
家に居る時は、「海ネコ」と呼んでいました(笑)
ちなみに、保護した翌日の最初の食事は、バニラアイスをスプーン1杯でした。
キャットフードを置いていない時(イヌとインコのみ)でしたので、ミルク代わりに少々与えて、キャットフードを買いに行きました。
たくさん与えてお腹を冷やすのは良くなかったので、加減しながら舐めさせてましたね(笑)
イヌが横取りに来るは、インコも参加するは、で賑やかだったのを思い出します。
この子は、すぐに良い里親が見つかってくれて、非常に助かりました。
情が移ると、手放し難くなりますのでねσ(^_^;)
置き土産は、イヌに移ったノミだけでしたが・・・(;^_^A
保護状況も、里親決定も特別な子として記憶に残っています。
里親さんになってくれたご主人の笑顔も忘れられませんね(^∇^)
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