今回の猫は、今居るリクとおねーちゃんネコです。
リクは、玄関先に胎盤と一緒に落ちてました。夜のイヌの散歩に出ていた数十分の間に、親猫が産み落としていきました。
産まれたての子猫なんて育てた事がなかったので、大わらわです。
胎盤のへその緒の数は、4本あり、他に3匹居る筈です。
近所を探したけれど、見つけられませんでした。
2011年8月10日の暑い日でした。
翌日、昼頃に家の中に居る筈の子猫の声が、外から聞こえます・・・?
慌て出てみると、同じに見える産まれたてのネコが、焼けたコンクリートの上でもがいているじゃないですか⁉︎
家に入れて、昨晩のネコが居るのを確認して、『2匹も生かせるのか・・・?』と、不安が強くなりました。
親猫の育児放棄の理由は分かりませんが、立地条件から車に接触したかも知れないですし、難産で最後の子供を胎盤ごと放置してしまうくらい具合が悪かったのかも知れません。
どちらにしても、親猫に期待できないのは間違いなかったので、割り切って人工保育です。
セキセイインコの人工保育しか経験がなかったですが、それでも役に立ったと思います。
ネットで急遽、猛勉強しました。
本しかない時代と違って、助かりました。
お盆休みだったのも幸いでしたが、その分、獣医さんに行けなかったのは不安でした。

後から拾った、姉ネコです。
リクより先に産まれているのは確かなので、ねーちゃんネコと呼んでました。
大きさは見ての通り、10cm弱しかありませんでした。
数時間おきの授乳や下の世話は、人間の赤ん坊も同じですね。
割り切って考えたら、すんなり世話ができてました。
2匹だったのも幸いでしたね。体温の保持がし易かったです。
なんだかんだで、順調に育ってくれました。

ただ、ねーちゃんネコは生後5週間の頃に、こちらの不注意で、後ろ足を骨折させてしまいました(T ^ T)
引き出しに入り込んでしまい、締める時に挟んでしまったのです・・・
勿論、病院に急行です。レントゲンも見ましたが、見事にポッキリ逝ってました(T ^ T)
お医者さんは、ギブスも薬も無く、
『なるべくおとなしくさせてください・・・』って、それだけ⁉︎ でした。
成長に合わせて治りますから、大丈夫ですと言われ、熱が出るようなら連れてきてくださいと言う、あっさりした回答でした。
子猫の様子に気を付けて見ていましたが、おとなしくしてたのは2日だけで、後は足を引きずりながら動いてました。
1週間ほどで普通になり、レントゲンでも痕が分からなくなっていました!
ネコってスゲェー!とビックリしましたね。
成長期の子猫だったので、これで済んだようです。

その後も問題無く育ち、2ヶ月弱で、ワクチンを1回接種して、譲渡です。
譲渡先は、嫁さんの知人の紹介で、独身男性で、20代後半の方でした。
何年経っても、猫の処遇に困ったら引き取る事を伝えて、ねーちゃんネコを選んでもらったので、お渡ししました。
10月5日に、里子に出ました。
画像は、引き渡しの前日です。
この時点では、リクも里親募集中でした。
引き渡し後は、知人を経由して2年ほど、ちょこちょこ様子を伺っていました。
一人暮らしなので、不在時はわかりませんが、帰宅すると、ニャーニャー鳴きながら寄って来るので、相手をするのが大変なようでした。
その分、可愛いがってくれているようで、安心できる譲渡先でした。
やはり、手塩にかけて育てた我が子でしたので、譲渡も断ってくれたら、家の子にできたのに⁉︎と思ってしまいましたねσ(^_^;)
インコが居たので、仕方ない処置でしたが、後にリクを飼う事になった時は、先に里子に出したねーちゃんネコの事が、気になってしょうがなかったです。
やっぱり、返す!って言ってくれないかと期待してた僕が居ました(;^_^A
今でも、幸せに暮らしてくれていると思います。
リクの事は、もう少し後に、日記にします。
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