現在、マイケル家の妹になっているみぃちゃんです。
この仔は、2015年7月1日の夜間に、犬の散歩中に発見した仔です。
親猫を呼ぶ子猫の声が聞こえてきたので、その方向(工場の資材置き場)に行ってみると、資材の隙間に子猫の姿が見えました。
少し時間を置いて観察していましたが親猫が現れることもありませんでした。
まだ体力はありそうでしたが、顔の様子がおかしいのと、あまりに必至で助けを呼び続けるので、捕獲して持ち帰りました。
手掴みで捕獲できるくらいの状況でしたので、決して良い状態ではありません。
鼻の詰まりが酷く、呼吸が苦しそうでした。
鼻を掃除してやっていると、鼻に異物が入ってしまっているのが見え、引っ張ってみると画像のような草切れが詰まってました。折れた状態で長さが5cmありました。
折れ曲がっている状態から推測するに、食べた草が吐き戻しの際に鼻の方に回ってしまい取れなくなり、それが元で鼻炎になってしまっていたようです。
引っ張り出してしまいましたが、本来はプロにお任せするのがベストです。たまたま運良く問題ありませんでしたが、草の葉の部分で内部を切ってしまい、余計に感染症が悪化してしまう場合があります。万全を期するのなら、動物病院での処置を依頼するのが良いと思います。
7月3日に病院に連れて行き、一通りの処置をしてもらいます。体重は800g。
結膜炎用の目薬と、鼻炎の治療も兼ねた抗生剤の飲み薬(1週間分)をもらってきます。
ノミは少なく、コーミングで排除する程度でしたが、便検査で回虫がいるのが発覚したので、ノミにも効く虫下しを処方してもらいました。翌日にはしっかり出てきました。
ただ、薬が強かったのか、合わなかったのかの判断はできなかったのですが、お腹が緩くなってしまい、薬を飲んでいる期間はずっと下っていました。ただ元気にしていたのと、回数が普通に1日1回前後の状況もあり、食欲もあって、しっかり食べていましたので、様子見をしていました。
7月10日に再診して、体重は1000gとなっていて、順調に回復はしていましたので、あまり心配の必要は無さそうでした。下痢止めのお薬を3日分処方してもらい、下痢は治りました。
結膜炎は良くなってきたのですが、瞬膜が引っ込みません。
再診の際に確認してもらった所、癒着してしまっているようで、このままになるか、成長の過程で剥がれてくれるか判断できないとの事でした。
さすがに3匹目の猫は予定していなかったので、手術をして剥離してもらった場合はどうか?と獣医さんに相談したのですが、術後のアフターケアとしての幹部の保護がしっかりできないと、逆に酷くしてしまう可能性が高いという事と、そのままでも健康に影響は無いということで、様子見となりました。
現在もそのままで、どうやら視力にも問題がありそうな感じだそうです。夜に網膜の反射光が左右違っているそうです。
体力も回復し病気も良くなると、やっぱり子猫です。元気ハツラツで動き回り、他の犬猫にも物怖じしません。
犬の四つ葉にも、遊んで欲しくて猛アピールです。群れの一員として認めているのでイジメルことはありませんが、迷惑顔して避けています。
1年歳上になるチビも、最初は敬遠しましたが、1週間もすると遊び相手となり、甲斐甲斐しく世話をするようになりました。寝る時も一緒です。
勿論、人にも甘えたがりで、この暑い時期に人の上で平気に寝てくれます。
7月17日の健康状態に問題無しということで、3種混合ワクチンの1回目を接種しました。
猫エイズと白血病ウイルスの検査もし、それぞれ陰性でした。体重は1100g。
この仔の家族ですが、近くに居るのが分かっています。
マイケルとそっくりな巻き尻尾で小柄な母猫と、そっくりな柄の1匹と尻尾がトラ縞のもう1匹です。
おそらく、マイケルの血筋なのだと思います。
母猫は、今年も近くで2匹の子猫を育てています。この間は近寄って手をだしたら、強烈な右のジャブを食らってしまいました(^~^;)
茶トラ尻尾の仔も近所で暮らしているようで、良く見かけます。
この子猫の家族が近くにいるので、2回程、母猫に返せないかと見せに行きました。
母猫は比較的気が強いようで、子猫の安全確保の為に接近してくる外敵(人)から子猫を守る様に立ちはだかります。それを利用して子猫を見せたのですが、さすが親猫です。自分の子供だと気が付いたようですが、なんと子猫の方が怯えてパニックになります。正直驚きました。
我が家の猫には初対面でも寄って行くような子猫が、実の母親猫を怖がっているのです。病気のせいで育たないと判断され、他の兄弟を生かす為に追い出されたはずなので、その時の恐怖と絶望感が強かったのでしょう。自然界というか野良猫の世界を垣間見る事ができました。
2・3日空けて、もう一度チャレンジしましたが、やはり結果は同じでした。
実はこの仔は一晩だけ逃走してしまった事があります。私の不注意で、玄関先から逃げ出してしまいました。
夜の12時頃での失態です。明け方まで近所を探し回りましたが見当たりません。もともと近所の野良なので元の場所に戻る可能性もありますが、母猫に対しての怯え方から考えればちょっとありえません。
どこかに隠れているはずです。餌を用意して裏庭で待つことにしました。蚊がいるのですが、虫除けスプレーや蚊取り線香では臭いを嫌って来なくなってしまうかもしれませんので、かゆみに耐えて、居眠りしながら7時くらいまで待ちました。仕事もありますので、シャワーを浴びて出掛けようと思い、バスルームへ・・・。
なんと、シャワーの最中に餌を食べに寄ってきました。
家族が教えてくれましたが、すぐには出られずで、2分後に服を着て庭を見ても姿無し・・・。
ちなみに家族は猫が増えるのには反対でしたし、元々動物が苦手だったので、私一人で世話していました。リクやチビとは扱いが違っていたのです。
まだ近くに居ると思い、玄関に回ると声が聞こえます。そっちで待っていてくれました。ホッと一安心です。
こうなっては、人間が面倒を見てやるしかありません。そのまま家族にする覚悟でしたが、マイケル家に相談したところ、マイケルとさえ相性が良ければ引き受けてくれるとなり、預ける事となりました。
我が家に居たのは1日~24日までの約3週間でした。体重は1200g。
これが、マイケルの逃走に繋がってしまった訳です。
マイケルの成長と、子猫との相性を確認させてもらおうと思い、訪問させてもらった時に、私に怯えてパニックになってしまい、網戸をぶち破っての逃走です。
恐らくですが、私が連れ戻しに来たと思ったのではないかと思います。
(ここの日記に書き込みで、発見までの詳細を確認できます。)
マイケル家では我が物顔のお嬢様を発揮していたそうです。
1ヶ月弱は単独飼育となりましたが、マイケル行方不明の期間に、家族の慰めの存在にもなってくれたのは間違いありません。この仔が居たからこそ、マイケル発見まで気持ちを切らさず行けたそうです。
また、マイケルが帰って来て、遊び相手もでき、しばらく運動会がにぎやかだったそうです。
相談もされたりしましたので、「ケンカになってしまうようなら、戻しても良いです。」と話もさせてもらいましたが、すでに家族の一員になっていましたので、そうはなりませんでした。
現在でも、マイケル共々可愛がって頂き、幸せに過ごされています。
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