飼い猫も野良猫も同じ「猫」

2015年10月19日(月) 2015-10-19T22:46:39+09:00 435 / 2

漁港の野良猫を見ていると、いろいろ考えてしまう時があります。

冬が近づくにつれて最低気温が5度以下になってきたためか、
野良猫同士固まって体を温めあっています。
人は服装によって温度変化に耐えることができますが、
野良猫たちは雨が降っても温かい寝床はありません。
母親をはじめ子猫たちが家族助け合って温めあう姿を見ると、
何とも言えない気持ちになるんです。
本当は寒いはずなのに自分が近付くと家族そろって迎えてくれます。
魚が釣れない時は、自分から与えるエサもありません。
それでも、野良猫たちは自分が歩けばついてくるし、
一緒にいれば遊んだり寝たり、それぞれの時間を過ごします。

どんなに厳しい環境で生きていても、
野良猫たちは人と仲良くしてくれようとします。
母親から「人は怖いから気をつけなさい」と教わると、
その子は一生人から逃げるかもしれません。
また、好奇心から人と仲良くなろうとする猫もいるかもしれません。

体の大きさを考えたら猫が人を怖がっても当たり前ですよね。
人より大きくて強い動物が目の前に現れたら、
誰だって怖がって逃げるでしょう。

飼い猫は生きていく上で不自由のない環境の子が多いです。
それはとても幸せなことで、
人と一緒に生活してくれるなんてありがたいことです。
飼い猫と飼い主は一緒に生活をすることで、
たくさんの思い出や経験をしていきますね。
きっとお互いにとってその思い出は、
一生の宝物となり仮になくなっても想いとして残っていくでしょう。

野良猫たちが人の生活に害を与え迷惑をかけると言われています。
けど、野良猫たちに害を与えないでほしい。
きっと、人と猫はお互いを理解することができると思います。
もし、人間の方が賢いのであれば温かい目で見てあげることもできますよね。
何か問題が起きた時は、猫の習性を理解して対策を考えれますよね。

人も猫も同じ命。
飼い猫も野良猫も同じ「猫」

漁港の野良猫たちを見ていると、
今まで「猫」を一括りで考えてたことが不思議に思えてきます。
皆、それぞれ個性が強いですから、野良猫という言葉では括れないです。

一度、野良猫をゆっくり見る機会がありましたら、
皆さんも野良猫観察をしてみてください。
ネコジルシの皆様なら、自分以上に野良猫に詳しいかもしれませんね。


・・・
・・・・・

えっ！？どうしてこんな話をしているのかって？


それは・・・


釣りで初の0匹という悲劇的な結果だったからさ～
いつもなら野良猫たちが魚を争奪戦するのに、
今回はみんなに慰められたよ。

次回こそは、また魚を釣って野良猫たちと戯れたい。
でも、猫パンチは痛いから勘弁してほしい。