猫と遊ぶ

猫と遊ぶ事は、飼い主にとってこの上ない楽しみのひとつですね。猫にとっての遊びの行為とは、一体どういったものなんでしょう?

野生の猫は、ネズミなどの小動物や小鳥、昆虫などを捕まえては食べていました。生きるために狩りをしていたわけです。猫は他の大型肉食獣と異なり、お腹が一杯になっても目の前をネズミが走りぬけると追いかけて狩ってしまう習性があるようです。この事から、狩りへの欲求がとても高い動物であると思われます。

では完全に室内で飼われ、満たされた環境で育つ猫はこの欲求をどうやって解消したら良いでしょう。答えは、もうお分かりですよね。人と暮らす猫達は、おもちゃなどを追いかける事で擬似的に狩りを行い、欲求を満たしているのです。さて、みなさんはいつもどうやって猫と遊んでいますか?

「ネコじゃらしでじゃらす」

これが一番多い答えではないかと思います。猫達はねこじゃらしが大好きです。猫の前で動かしてやる時に、猫が獲物とするネズミや小鳥の動きをイメージして動かしてやると、さらに夢中になって追いかけてきます。うちの雌猫は遊びたくなるとネコじゃらしのしまってある場所に行ってこちらをじっと見詰めて待っている位大好きです。

猫と手で遊ばない

この猫をじゃらすという遊びをする上で、ひとつ注意点があります。特に小さなお子様のいるおうちでは、「猫と遊ぶ時に決して手は使わない事」です。必ずネコじゃらしのようなおもちゃを使用するようにし、手に直接じゃらす行為はさせないようにします。猫は自分の楽しいと感じる事を学習する能力がとても優れています。一度でも「手にじゃれるのは楽しい」と学習してしまうと、何も無い時にでも手にじゃれつく猫になってしまいます。

猫とはおもちゃで遊ぶようにしましょう

子猫のうちはそれほどではなくても、大人になった猫に本気で狙われるようになってしまうととても危険です。人間の手はじゃれるものではなく、撫でてくれるもの、と理解させるようにしましょう。

さて、ネコじゃらしだけが猫と遊ぶ方法ではないですよね。猫と遊ぶ方法は無限大、決められた方法はありません。猫と飼い主が楽しければそれでOKなんです。

おもちゃを投げてやると大抵の猫が全速力で追いかけていきます。中には何度も投げて欲しくて飼い主のところへおもちゃを持って来る子や、後ろ足で立ち上がって両手で空中キャッチなんていう子もいます。こういった特技も、遊びの中で飼い主が見つけ、伸ばしていってあげると猫と遊ぶのがますます楽しくなりますね。

ネコの育て方もくじ