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1.猫の年齢
まず大まかに、子猫、成猫、老猫。子猫であれば、離乳しているか否か。
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2.飼い猫?野良猫?
分かりやすく首輪などをしていれば飼い猫であることは容易に察する事ができます。また、毛の状態、肥満具合などからも判断することができる場合があります。
概ね飼い猫は全身の毛艶が良く、肥満ではなくても全身の肉付きが良いため丸い印象になります。
一方、毛艶が悪く、全体的にぼそぼそした状態であったり、触らなくても見た目に分かるほどに痩せたりしている場合(肋骨が見える、骨盤がはっきり分かる)は数週間まともな栄養摂取ができていない、または何かの感染症や疾病を発症している場合があり、野良猫、完全に自分のおうちを見失ってしまった迷い猫の可能性が高いと思われます。
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3.ケガ、病気の有無
目立った外傷の有無。子猫、野良猫の場合は猫伝染性鼻気管炎(FVR)を患っている事が多いです。この病気は人間の風邪に症状が良く似ており、くしゃみ、鼻汁、膿性の目やに、涙を伴います。
突然の出会いの瞬間に、おおまかにこれらの事をチェックする事で、家へ連れ帰る前に最低限の対策を打つ事ができます。特に先住猫がいるおうちの場合、伝染病の予防、先住猫とのなわばり問題の上でこれが大変重要になります。
かかりつけの獣医師がいる場合、時間などの都合が許す限り家へ連れ帰る前に病院へ直行してしまいましょう。
飼い猫を保護してしまった場合
猫の場合、犬と異なり繋留(鎖でつなぐ、囲いを作ってその中で飼育する)義務が無い為、外へお散歩に出る習慣のある子がいます。また、完全室内飼いでも、何かの拍子に逃げ出して、普段外へ出ていないため、帰り道が分からなくなってしまう事があります。
同じ猫が何日も近所に現れている場合、見る限り健康であれば帰るおうちがある可能性が高いので、しばらく様子を見る事をお勧めします。ただし、数日経っても同じ場所から動いていない、明らかに痩せてきている、などの異常が見られる場合には、猫を保護し、元の飼い主を見つけてあげなければなりません。
明らかに飼い猫である猫を保護した場合、飼い主が探している可能性が高いので、まず最寄りの警察署、保健所に保護した旨を連絡しておきます。その上で近所の動物病院、スーパーなどの商店に写真入りのビラを貼らせてもらうなどすると良いでしょう。
反対に、飼い猫がいなくなってしまった場合にも、同じ方法で告知をする事で、見つかる可能性が高くなります。
また、猫を保護した場合は迷い猫掲示板から探している人がいないか探したり、保護中でも投稿できるので、そちらも合わせてご利用ください。