今回は猫と楽しく暮らすためのちょっとしたヒント【猫と食べ物】についてお伝えいたします。
猫は種類がたくさんありますが、生物学的には通称イエネコと呼ばれます。トラ・ヒョウ・ライオン・チーターと同じ「食肉目ネコ科」に属します。
猫の好きな食べ物はやっぱり
食肉目は名前通り属するほとんどの動物が肉食です。たしかにトラ・ヒョウ・ライオン・チーターが好む食べ物といえば、やはり「肉」ですよね。しかし、猫といえば「魚」とイメージする人も少なくないのではないでしょうか。考えてみると、ライオンやトラが魚を捕って食べている姿はあまり想像しませんよね。日本は島国なので、魚がよく捕れていたため魚をあげる家庭が多かったのと、アニメの「おさかなくわえたドラネコ」の印象が強いのかもしれません。
人間は雑食性で、食事はなんでもバランス良く食べることが大切です。肉や魚などのたんぱく質、それにも増して野菜は必須とされているため、猫にも野菜を与えた方が良いのではないかと考えてしまいますが、猫は肉食動物なので野菜を採らなくても問題はありません。
キャットフードは「総合栄養食」と言われ猫が生物的に必要な栄養素を考えられて作られていますので基本的にはキャットフードをあげることで栄養は十分となります。
お肉や魚が好きな理由
猫の味覚は人間の10分の1程しかないといわれています。食べ物を「味」ではなく「ニオイ」で判断するため、野菜よりも匂いの強い肉や魚に興味を示します。余談ですがネコ科の動物は味蕾が他の哺乳類とは異なっており、甘味を認識することができません。
絶対にあげてはいけない野菜
野菜に含まれる食物繊維は猫にも良いとされていますが、猫にとっては有毒となり、絶対にあげてはいけない野菜もあります。
中毒かなと思ったら
もし猫が食べ物で中毒を起こしてしまった場合は、自分の判断で対処せず、早急に動物病院で診察を受けましょう。獣医さんがその子にとって最適な処置をしてくれます。
その際は「いつ」「何を」「どのくらい」食べたかを確認し、可能な場合は食べてしまったものを持っていきましょう。すぐに動物病院に連れていけない場合でも、まずは電話で相談をすることが大切です。