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一週間前に初めて日記に投稿。多くの人の閲覧 ペッタンは励みになります。さて 今回は飼い猫を彫るきっかけとなった『茶トラのタム』について書きます。
私は毎年 年末年始には長野の友人のペンションで除雪を手伝っています。当地は豪雪地帯ですが 毎日降り続く訳でもなく、暇なときはダイニングの隅で木彫りをしています。
そんなある日、「あっ、タムだ」と後ろから声が。振り向くと60前後の夫婦が私の手元を見ています。亡くなったタムに似てる、そっくりだ、って言うんです。画像の猫ですよ。「このマンガチックなヤツが?」って思ったけど、その熱い眼差しが全てを語ってます。しばらくすると、席を外していた奥さんが二階から降りてきました。階段を降りるのも辛そうな80半ばくらいの義母を連れてです。見せたかったんです。そしてやっぱり「タムだ」と大感激。手に取ってナゼナゼしたかと思うと、しまいには目元が真っ赤に。3人ともタムの思い出で一杯な様子。一方のこちらは最後まで「???」って感じでしたが…。
でも 今 振り返ると分かるような気が。マンガチックとはいえ「可愛くなるように」との思いで彫ったんです。その気持ちが伝われば愛しいタムに見えても不思議ではないかと。
数ヵ月後 旅行会社の口コミサイトを見ていると「雪がひどくて大変でしたが オーナー夫婦をはじめ、スタッフの対応が最高でした。食事も美味しく 是非もう一度!」って。もちろん投稿者名は『タム』ですよ。愛しき愛猫家の話でした。
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