ハッチとの出会い
少し内容が重いかもしれないけど、ありのままに書きます。
平成26年初夏 ノラさんが多い地域で、母猫が暑い日差しを避けるように車の下で
子育てをしているのを見かけました。
民家の軒下や車庫、側溝で見かけることもありました。
子猫たちは元気そう(^^)/
我が家と県道を挟んだ反対側の地域で、学区も違います。
飼い猫さんも♂だと未手術のまま、外にだしている人も普通にいて、ノラちゃんにご飯はあげても避妊・去勢手術をする考えがなく、ハチワレ、ウシ柄や黒猫がたくさんいます。
その猫たちが、ご飯がなかったり、発情の時期になると、道路を渡って私達の地域に
やってきます。
家猫に迎えたり、避妊・去勢してリリースもしました。
やがて子猫達も成長して、2匹で車が通る裏道で無邪気に遊ぶ姿を時々見て、危ないので、ご飯で空き地方向に誘い毎日ご飯を届け、慣れた頃に保護しようと思っていました。
そろそろ避妊・去勢手術ができる月齢になったので、キャリーの中にご飯を入れて
保護の準備に入りましたが、でも警戒してうまくいきません。
捕獲機を使うには、土地の所有者・管理者にも許可をもおらわないといけないので
何とかキャリーでと願っていました。
そんな願いも虚しく、ある日、市の職員が自宅を訪ねて来た。
空地周辺の人が私の行為を、市役所環境課に通報したようです。
私の最終目的は、避妊・去勢手術をして不幸なノラ猫を減らしたい!
ただそれだけですと・・・
でも、他にもノラさんがたくさんいて、考え方の違う人達を相手に説得するには
相当な労力が必要だし、リリースしたとしても、地域の方の協力を得られないと
糞尿問題もでてくるし、私には立ち向かうパワーが湧いてきませんでした。
まして、地域が違うと自分がどこまで責任を持てるか自信もありません。
猫達に、給餌しないと職員の方と約束しました。
私は、もうあの場所には行けない。
道路の反対側から、私はここにいるから~と姿を見せることしかできない。
悶々とした時間を過ごしました。
そしたらその日の夜に、庭に2匹の猫が現れてもうビックリ!!
よく私の家がわかったね。
ご飯は好きなだけ食べれるし、ずっとここにいて~と言い聞かせました。
それから、ずっと庭に住み着くようになり、庭猫先輩のコーギーも受け入れてくれました。
ハチワレ兄妹は、いつも一緒に行動して、お互いの姿が見えないと鳴いて呼び寄せていました。
まだ人に対しては警戒心があってダメです。
そうこうしてるうちに
1ヶ月が過ぎ、平成26年11月頃悲しいことが起きてしまいました。
道路を渡り切った所に猫が横たわっているのが見えて、慌てて行くと、お庭の子が(女の子)・・・
ごめんなさい
私のせいでこんなことになってしまって
詫びることしかできません
↑ よく母屋の屋根に登ってた女の子
降りる時に困っていたから、松の木に飛び移って降りるんだよ
と会話をしていた時の写真
自分が生まれ育った場所が一番いいのね
様子を見たくなって道路を渡って行ったんだね
幸せにすることができなくて、本当に申し訳ないことをしました。
亡骸を動物霊園に運びお別れをしました。
お骨は、霊園内の合同墓地に眠っています。
ハッチにも詫びました。
春になってもハッチは発情の兆しはありません。
月齢は、推定1才
発情の時期になると、見知らぬ♂猫が2~3匹現れます。
ある日、ハッチが足をパンパンに腫らして傷を負ってしまいました。
獣医さんに連れて行こうと、近寄ると、3本足で走って逃げて行ってしまい
返って足に負担を掛けてしまうので、捕獲機をセットしましたが、警戒して入る気配がありません・・・
1ヶ月くらい3本足で歩行するハッチを不憫に思いながら過ごしていると、傷口から
膿が出だして、腫れが引いてきました。
それから数日後、4本足で普通に歩いているハッチを見て、涙が溢れました。
自然に治癒したんだ~(*^^)v
ハッチ頑張ったね~
頭を撫でて、抱きしめてあげたいけど、まだ距離は縮まらない(>_<)
10月頃になると、撫でたり抱っこもできるくらいまでになって、家猫全部の避妊去勢手術も終わったので、やっとハッチの番
家に来てから手術まで1年もかかってしまった
10月30日(金)キャリーの中に猫の好きな匂いを振りかけ、ウエットを置いて
誘う作戦にしました。
2回ほどのぞいていて、3回目に中に入ったので扉を閉めました。
獣医さんからは、ネットに入れて来て欲しいと言われていたんだけど、
まだそこまでは慣れていないので、向こうに着いてから洗濯ネットに入れることにして、私と先生で何とかネットに入れたんだけど、先生が手を離してしまったので
隙間から逃げ出してしまい、まずクーラーの上に上がってしまい、脚立にスタッフさんが上がり、棒で押してキャリーに追い込んで捕獲するも失敗(>_<)
診察室の中を逃げ回って、怯えてるハッチ
威嚇もしないし、噛んだりもしない・・・
ただただ怖いだけのハッチ
なんとかキャリーに入り、鎮静をかけて手術の準備に入るとのこと。
ハッチ、こんなに怖い思いをさせてしまってごめんなさい
もっとスムーズに進めなければいけないのに私達の責任です
久々に私の気持ちも萎えてしまった。
夕方、お迎えに行くとまだ麻酔が覚めてなくておとなしくしてたハッチ
家に帰ると、庭猫コーギーが心配そうに見ていて、コーギーを見つけたハッチも
鳴いている・・・
今日は、家の中で過ごして、明日暖かい時間にお庭に帰ろうね!
と言い聞かせケージに入れました。
↑ サフイーは、気になるようで、ハッチの様子を見にきました。
ハッチも威嚇しないから、家猫としても時間をかければOKかな?
翌日、庭に戻すと、鳴きながら、屋根やフェンスに登ったり、庭をウロウロして
落ち着かない様子。
ショックで、元いた場所に戻ってしまわないか不安でした。
ハッチは、いつもの寝床でコーギーと寝てるし、家から離れない様子に安堵しました。
ずっとここにいてね(*^▽^*)
↑また寛ぐ姿を見せてね♪
MVに選んでくれてありがとう byハッチ
ハッチには、辛い思いばかりさせてしまって、反省することばかり
こんな母さんだけど、許してね。
そして、たくさん甘えてね
家に入りたくなったら、いつでもみんなと一緒に暮らそうよ~
これからは、困ってる猫さんがいないか、自分から探しにいくことはやめます。
身の丈にあった保護に留めることにします。
個人での保護には限界があります。
高齢期を迎えている家猫もいるので、健康管理に気を付け、長生きできるように
ケアしていきます。
勿論、病気やケガを負った猫に出会えば手を差し伸べます。
長々と書き綴ってごめんなさい。
寒さが厳しくなりますが、風邪など引かれないように、栄養と睡眠をとって
元気にお過ごしくださいね。
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