今年に入り2回まとまった雪が降って、ようやく本来の冬らしい景色が見られる様になりました。
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今日も朝一時雪雲が流れてきてちらほら雪が舞っていましたが、その後は雲も流れていったので、すっきり晴れました。
雪が止んでから、何度も風が吹いて畑に積もった雪にはいろんな模様ができて…
この幾何学模様、何時見ても良いなぁ〜〜って思います。
前に日記で写真公開後、雪で道路何処か見えないのでは?…って聞かれましたが、それはありません。
電柱のお陰で道路と畑と区別出来ますよ。
今、畑は雪に埋もれていますが…一部土が見える位雪が掘られています。
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ここは昨年、馬鈴薯(メークイン)が植えられていた場所。
雪をかき分けて、地面が見える位にしてあるのには訳があります。
馬鈴薯は地中に実るのですが、食用に適する大きさ以外にもお大小様々な大きさの芋が出来、収穫時に小さい芋は機械からこぼれ落ちて土の上に残ってしまう。
これを全部拾い集める時間はありませんので、そのままトラクターで興して翌年の耕作に備える。
しかし、このちびクズ芋というのが厄介でどんなに小さくても、芽が出てくるのです。
次の年には芋以外の作物を作るので、このクズ芋の芽はただの雑草でしかありません。
雪の下で越冬した場合は、です。
真冬の寒さにさらされれば、クズ芋ちゃんといえども凍りつくのでさすがに春暖かくなっても芽吹く事はありません。
雪を掘って、畑を凍らせればOKという事ですね。
秋蒔き小麦は雪に守られて凍らずに済み、春にぐんぐん成長。
クズ芋は、冬にしばれ上がらせて(凍りつかせて)芽が出ない様にする。
雪を掘れる程の重機は我が家にはないので、どさっと雪が降った後に業者に頼んでこうして雪割をして貰うのですよ。
今の時期、田舎道を車で走っているとあちこちで見られる光景。
父が経営していた頃は、こういう技法はありませんでした。
どの業種でも同じでしょうが、日々どんどん新しい技術が開発されてより良いように改良されてゆくものなんですね。
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よく晴れているし、気温は高いのでさほど寒く感じませんが、風は冷たいです。
◎◎山脈は雪雲に隠れて全く見えません。
もう直ぐ節分、暦の上で春になる。
そうして3月には農作業も始まります。
凛とした雪原をのんびり見ていられるのも、今のうちだけです。
もうしばらく、こうして眺めていたい様な。
でも、春の芽吹きが待ち遠しい様な…
複雑な気持ち。
でも、雪の無い季節はライカが自由にお外を闊歩し、チャムのお散歩もさせられる。
そんな季節は、やっぱり待ち遠しい。
今はまだ、大型ストーブの前でお腹を出して…ヘソ天で寝転がっていますけどね🐱
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