何かの拍子に痛いポイントがあるらしく「ガァーー・・・」と言って後ろ足がペタンとして女の子の横座りのように転ぶ。
昨日の痛み止めはすっかり切れてしまったらしく、少し移動しては「ガァーー・・」
抱っこしても「ガァーーー・・」
あまりにも痛そうなので痛み止めの錠剤を口に入れる。
ニャアのような凶暴さは全くなく、素直に飲み込んでくれた。
ところがこの痛み止めが効いてきたら、「外に行く~」と玄関に行ってしまう。
いつもの窓のところに連れて行ったらようやくお外を見ながら落ち着いてきた。
その後もコタツ、布団と場所替え、その後ベランダで日光浴。
トイレに連れて行っても大をしない。
レントゲンにはうんちも写っていたよ。
あまりにも鳴くので、外の柔らかな土のところに置いてみようということになった。そこなら、トイレもしてくれるかも。
どうせそろそろとしか歩けないんだし、大学生3が付き添ってお外に行った。
「トラにまかれたっ!!」大学生3が叫ぶ。
こちとら昼食の準備で火を使ってたのに、また厄介なことを。
南の塀沿いの竹林の中をトラが進むのでついていったそうな。
大体において、入り込むのが大変なところに行かなければいいのに。
そろそろ歩いては休んでいるので、のんびりと後をついていったら、
一瞬のうちに見失ったとな。
竹林をかき分けて探すも見つからない。
焦るな焦るな、うちは高いブロック塀で囲まれているんだし。
今のトラの足では塀には上がれない。唯一出るとすれば門の子扉の下だけ。
そこさえ塞げば心配なし。刑務所みたいな家だと思っていたけど、こういう時には役に立つ。
倉庫の裏を見て回る。
白がウナウナ大きな声をあげてまとわりつく。
「白ちゃん、トラがいたら教えて。」
聞いてるのか聞いてないのか、走り回ってるし。
「うにゃぁ~♪」 「ぐあ”~~・・・」
ん?今の声は・・・? 枯れ草ぼうぼうの中を進んでいったら、枯草トンネルの中にトラがいた。
白ちゃん、お手がら。
抱っこするとまた「ガァーーー」って怒る。
隙を見ては1mくらい移動しては腰を落として、いや腰が抜けたようになって振り返りながら怒る。
昨日のこともあって、嫌われたかな。
油断大敵、もうだまされないよ。
押し入れにトラを入れて、半分閉める。
うす暗くなったら、あきらめたのか丸くなってくれた。
一人にしておくとまたいつウロウロし始めるかわからないので、かわるがわる様子を見ていた。
この調子だと朝になってもまだ痛いって言うんだろうな。
あと3回の痛み止めは使い果たしそう。
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晩になって雪が降り始めた。
朝になって外に出たいといっても、真っ白なお外を見れば諦めてくれるだろう。
雪はいやだけど、少しありがたかった。
雪なのに外に出て冷たくなって帰ってきた白。
カリカリを食べたらまた外に行くという。
「やめなさい!」 みんなに無視されても暗~い玄関で一人でねばっていた白。
でも寒くなってきたので諦めてふて寝(笑)
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