”コーリーベイ”はシートン動物記に出てくる暴れ馬の名。
”黒い栗毛”という意味だそう。
”黒いくり毛コーリー・ベイ”は、アイダホ州ビタールート山脈に住んでいた子馬で、輝く栗毛色の体、つやのある黒の足とたてがみと尾からそう名付けられた。彼は風のように速く駆け、そして己の自由を束縛するものに、何であれ反抗せずにおれなかった。
飼い主が乗ろうとすると、最初の頃は猛烈に暴れ、乗り手を振り落とそうとした。そしてそれが効果がないと知ると、今度はびっこをひいてけがをしたように振る舞うのだった。
チャンスが来たとき、彼は栗毛は全力で駆け抜けて男達の手から逃れた。そして荒野の平原で野生馬の群れと合流し、二度と失われることのない、永遠の自由を手に入れたのだった。
今朝、起きてきたトラはまだ足が痛そうだった。
どうしても外に行きたいというので、一緒に外に行った。
それでも昨日よりも足取りは軽くなったようだ。
心配なので、門の子扉の下の隙間はブロックでふさいでおいた。
トラはわずか1.5mの塀に飛び乗ろうとしたけど、「ギャァーーー・・・」とか細くなき、ジャンプしようと体を起こしただけに過ぎなかった。
そんな哀れなトラの姿を見て悲しくなった。
その後も時々、痛いことがあるたびに「ギャッ!」となく。
伸び~は前足はOK,背中盛り上げるのもOK、最後に後ろ足を伸ばそうとしただけで「ギャッ!!」後ろ足を伸び~することはまだまだ無理なようだ。
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草むらで休むトラ。
それを見守る白。
白と一緒におやつを食べた後はお家に入って休ませた。
その後、トイレで「う○ち」ができた。
力むことがつらかったのか、4日間も出ていなかった。
これ以上でなければ、病院で処置してもらわないといけないのかな、と思っていた時だった。
良かった、良かった、少し前進したね。
あと少し休んでいればこのまま治る見込みが見えてきた。
ところが午後もお外に出たいという。
あまりにも悲壮な声を出すので、仕方なく付き添って外に出た。
前足の力は衰えていないので、両手を使って器用に柿の木に上る。
元気が出たのはいいけど、気をつけてよ~落ちないでよ~
これ以上遊んでいて、また悪くなったら困るのでトラを抱き上げた。
今日は「降りる~~」と抱っこを嫌がる。
ようやくいつものトラちゃんだね。
そっと下におろしたその時、ことが起きた。
勢いよく走りだしたトラは車に飛び乗る。
「えっ?!」と言ってる間に倉庫の屋根に飛び乗る。
そんな高いところから、どうやって下ろそうか?
なんてみんなでワイワイしてるうちに西の塀に飛び乗ってしまった。
この塀は2.5mくらいある。とてもじゃないけど届かない。
そんな高いところから落ちたら・・・今度こそもっと大怪我に!
塀の上を右に左に歩く。
大学生が足場に上って手を出すと「ガァーーー」と怒り手が出る。
トラがこんなにも豹変するなんて!想定外だよ。
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あっという間に塀の向こう側に飛び降りてしまった。
トラちゃん、いつから治っていたの?
その後、門から出たゾッチャはグル~~~ッと回って塀の外側の畑へ。
トラはすでに狩りの体制を整えて、獲物をROCK ON!
白はモノレールのように塀の上を行ったり来たりしてるだけで、役に立たない。
クリチューの袋をカサカサさせるもおびき寄ってきたのは白。
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違うんだよ~白ちゃんじゃないんだよ。
その後、大捕り物はしばらくの間続くのであった・・・。
トラはコーリーベイだよ。
痛かった足はどうしたの。
嬉しいような、なんだか納得いかないような。
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