楽しくない話です。

2016年5月27日(金) 2016-05-27T16:49:49+09:00 635 / 8

でも、書いておきたい話し。

きゅうちゃん。
そう呼んでいたにゃんこが我が家にほんの少しだけいた事がありました。
きゅうちゃんは、元の飼い主さんに諸事情があり、いわば、捨てられた感じになってしまった子。
元の飼い主さんが、きゅうちゃんの事をどういうふうに飼っていたかわかりません。
外猫にしていたのか、室内飼いだったのかもわからない。
でも、ちゃんと虚勢手術はしていたようです。
と、これだけ書くと元飼い主さんが非難されそうなのですが、決してそれはしないであげてください。
元飼い主さんとお会いしたことはありませんが、ご高齢の方でした。
そして、１人暮らし、ご家族もいらっしゃらなく、ヘルパーさんとかが家に通っていたそう。
事実、きゅうちゃん救済のお話しもヘルパーさんから、巡り巡って、私にきたのです。
地元飼い主さん、どうやら認知症を患ってらしたようです。
お邪魔した、お宅も酷い状態・・・。
猫の砂は掃除した形跡なく、家中アンモニア臭が・・・。
たった、１匹しかいないのに、です・・・。
正直、靴でなければ上がれないような状態。
この状態だけで、元飼い主さんがどんな感じだったのか、想像がついちゃいました。
きっと、自分の事もままならない、にゃんこのお世話は二の次のような感じだったのでしょう。
餌も、買ってはありましたが、きゅうちゃんが自分で破って食べていた感じ。
元飼い主さんが、この時点で入院中というのもあったのかもしれませんが、酷かった・・・。
そんなお部屋から、きゅうちゃんを連れだし、我が家に連れて来た時はほっとしました。

我が家に来たきゅうちゃん。
しかし、これでお話しは終わりません。
きゅうちゃんをシャンプーしてあげて、綺麗にした後。
病院で体調チェック。
ここで、なんと、きゅうちゃんが猫エイズであることが発覚！
我が家には、すでに４匹の子がいたので、こりゃ、困ったぞ！と・・・。
とりあえず、隔離して、里親募集・・・。
しかし、当然ながらなかなかお声がかからない・・・。
そんな時、その時同居していた友人（まもなく婚約者の元に出て行く予定）が、
我が家の新居で飼えるか聞いてあげるっ！と・・・。
結果！パンパカパ～～～～ン！飼って貰える事にっ！
ありがたいその申し出に縋りついたのは言うまでもありません。
もう、きゅうちゃんは虹の橋を渡ってしまいましたが、
今はきっと元飼い主さんとお星さまの国で楽しく幸せに暮らしてると思います。

このケースでは、認知症を患ってしまった元飼い主さんを責めることは出来ません。
悲しいかな、ご高齢の方が、にゃんこ、わんこを飼った場合、こういうケースで不幸になってしまう・・・。
そういうケースもあるのですね・・・。
私も、年齢的にいえば、子猫を飼う資格のある年齢とは言えません。
でも、老後、やはりにゃんこと一緒には過ごしたいなぁ、と・・・。
そういう場合は、高齢のにゃんこを迎え入れる事も考えたいなぁ、と思ってたのですが・・・。
自分が、認知症になってしまった事を考えると怖いなぁ～、と思いますよね・・・。
こうなった時、どう対処すべきか・・・。
ばばあも、元飼い主さんと同じような環境なのでね～、考えてしまいますね・・・。