これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。
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去勢手術も終わり、家猫としての最低限の施しをしてもらった僕たち。術後の経過も順調だったよ。と言いたいところだけど、違ったんだ。あれ程何事にも動じないチップ君が傷口を気にしてね、舐めてばかりいるんだよ。先生から舐めないようにって言われていたにもかかわらず。そしたら段々赤くただれてきてね、ゲンさんもこのままじゃいけないって言うんでまた病院へ行ったんだ。
そしたら先生が「あらま、ただれましたね。化膿止めの抗生物質と舐めないための処置をしてあげます。一週間は付けたままにしておいて下さいね。」って言ったんだ。
ゲンさんは化膿止めは分かっても、舐めないための処置というのが分からなかったんだね。
そしたらね、先生が奥のほうから黄色い物を持ってきてねチップ君の首にはめたんだ。
なんだこりゃ。
まるで襟巻きトカゲだよ。ゲンさんたち思いっきり笑ってたよ。
チップ君にしたらそれどころじゃないのにね。迷惑そうなチップ君が余計に可笑しくてさ。
僕の方は舐めたりしなかったから何もしないで大丈夫だったよ。
あんなのも着けられちゃかなわないよ。
家に帰ったら皆で大笑いさ。
ゲンさんさっそく大学に行くためすでに家を出ていたお姉ちゃんにも写メで送ってあげたんだ。
お姉ちゃんも受けてたみたいだよ。
そして一週間後、チップ君のエリザベスカラーも取れて晴れて元の生活に戻れたんだ。
チップ君にとってはとっても窮屈な一週間だったと思うよ。やれやれってところですよ。
術後の僕たちの行動、その後変わったかって。それはまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況
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ねっ、大きなエリザベスカラーでしょう。
もう一枚。
![](/img/diary_image/user_892/detail/diary_11277_3.jpg?h=d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e)
まるでパラボナアンテナのようだよ。
byホワイト
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