私と目が合うと道路を渡って近づき、伴走
人間には嫌われる傾向がありますが、わんにゃんには好かれる自信があります(笑)
途中で止まった気配があるので、逃げようとスピードを上げると、後ろからチャッチャッと爪の音
信号を渡り、先を走っても、必ず後ろを振り返り、私を待つ様子
すれ違う人、徐行する車も皆、私のわんこだと思ったようで、不満顔…。
出会う人にもおとなしく、止まる車にも飛びついて愛嬌を振りまきますが、最後はいつも私のそば。
首輪のない子、真っ先に思ったことは、家まで伴走させて引き取るか。
炎天下、水も飲ませてやりたい…リード無しでも来そうです。
しかし我が家には、10年以上出入りしているお庭にゃんズが居ます。
そして中型犬とはいえ、頭や口は大きく、走る姿は筋肉モリモリ
実際飛びついてきた時には、立派な私の太ももにも、ドンっとした衝撃がありました。
まだ若く遊びたい盛り、どう見てもピットブル系の元闘犬種、私には世話が無理そうな犬種。
帰宅後、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアに見当をつけてググってみると
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…その元となったスタッフォードシャー・ブル・テリア(Wikipediaより拝借)のようで、♂20kg弱
元闘犬種の中では比較的おとなしく、別名「子守犬」、ネズミ捕り犬だったそうです。
わんこも大好き、ちっちゃい頃からならばなんとかなるでしょうが、成犬は私の能力超え。
田舎町で交通量は少ないとはいえ、幅の広い道路に出てもついてくる、
道のド真中に出て右往左往、車は止まってくれるものの、途方にくれました。
Vigili Urbaniという交通整理や違反切符を切る業務の公務車が通過、
戻ってきて、男女の職員が下車して呼ぶと、おとなしく従い、乗車させるのを見届けたので
お任せして私は逃亡…。
Lega Nazionale Per La Difesa Del Caneイタリア全土に渡るイヌの愛護団体のHPによれば
捨て犬には、顕著な行動があるとのこと
混乱状態で自分の行きたい方向がはっきりしない、通行人を追う… まさしくそのものでした。
出会った際の対処方法の説明もあり、最終的にはやはりVigili Urbaniに連絡する必要があるとのこと。
彼らの業務であり、直接シェルターに連絡しても、相手にしてもらえない可能性は高いから。
怪我をしていた場合、連絡を受けた保健所は、深夜や休日を問わず、
処置しなければならない法律もあるとのこと。
もしかしたら、誰かが彼らを呼んだのかも…職員は二人共、わんこを見て躊躇しませんでした。
シェルター収容後、60日間飼い主が見つからなければ引き取ることも出来るそうです。
残念ながら、遺棄されるペットには、義務であるマイクロチップやタトゥーのID無しが多く
ひどい場合、タトゥーの部分の皮膚を剥ぎとって、遺棄することもあるようです。
ペットの遺棄はあってはいけないことですが、このシーズン、毎年毎年シェルターは収容過剰となります。
殺処分がないので、里親を待つのみ…。
遺棄が伝統になっているイタリアでは、お役所のたらい回しではなく、一応役割の分担はできている
…法律があっても、法律通りに動くかどうかは別物ですが。
目の前で事故に遭うこともなく、無事に保護された(であろう)わんこにホッとしたものの
複雑な心境です。
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