私のマヌケっぷりも暴露してしまいました^^;
余震は2日間で600回を超え、ローマも揺れているそうですが、私自身は…(笑)
救命は地震発生後72時間が勝負、と言われます。
イタリアの建築物は、レンガやセメント等重い材料を使っているので、
低い建物が多いとはいえ、瓦礫の下から被災者を引き出すのは困難なこと
281人の死亡、384の負傷者が確認されています。
しかし、ボロボロに崩れた建物の下から助け出される命も少なくなく、緊張の中にもほっと一息
瓦礫の山の上で活躍しているのは、訓練された救助犬、「ヒーロー」として報道されています。
発生10時間後に生還したのは10歳の少女、LEO君の活躍です。
救助隊が到着、ある瓦礫の下からまず引き出されたのは1匹のわんこBravo君
後ろ足に怪我はあったものの、動くには問題なし
その場から離れようとせず、遠ざけようとする救助隊員に唸る…
彼の家族が全員無事に引き出され、救急車に乗せられると
その時初めて、救助隊員からの愛撫を受け、怪我の治療を受け入れたとのこと。
名前通り、「ブラボー」ぶりを発揮しました。
わんこに舐められ、3時半に目を覚ました男性、地震発生は6分後でした。
わんこの忠誠心には、胸がいっぱいになります。
にゃんこは…可愛いだけでいいんです(^^♪
被災地の一つ、被害の最も大きいアマトリーチェの街、
ローマを代表し、ローマっ子が大好きなパスタ「アマトリチャーナ」の発祥の地です。
標高955m、避暑地でもあり有名パスタのおかげで、外国人訪問も少なくない街(村)
今週末にはお祭りの予定でかき入れ時でしたが、地震のおかげでお流れに。
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これは私が10数年ぶりに作ったスパゲッティ・アッラマトリチャーナ、
久しぶりに食べたら、結構美味しいなあと、自画自賛(笑)
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道路に立つ町名案内看板、名前の下に街の簡単な紹介がついています。
ローマでは「ブカティーニ」という、太めのスパゲッティに穴の空いたものにあわせるのが一般的
しかし、発祥の地ではスパゲッティ、看板にもspagetti all’amatricianaと表示してあります。
羊飼い発案のソース…材料:水煮トマト、オイル、グアンチャーレ、ペペロンチーノ、ペコリーノチーズ
“グアンチャーレ”とは、ブタの頬肉の塩漬け、スパイスがたっぷりまぶしてあります。
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左はかなりブレていますがスーパーマーケットにぶら下がっていたもの
右2つはmatriciana usとLombardi Salumiより拝借、豚肉の部位名図と断面図
…guancialeは頬、pancetta baconは腹、共にほとんど脂身、カルボナーラもグアンチャーレ利用
山にこもる羊飼いのパスタ、ということで、材料はすべて保存の効くもの、野菜は使いません。
人気シェフがTVの料理番組でにんにくを使い、このアマトリーチェからクレームがあがりました。
かけるペコリーノチーズは羊(ペコラ)のもの、牛に比べて飼育が簡単なので、
イタリアには地方色豊かな羊のチーズが豊富です。
名物パスタ食べて地震支援を 伊で賛同700店、世界にも呼び掛け
http://www.afpbb.com/articles/-/3098713?cx_part=txt_topstory
1皿2ユーロ(1ユーロお客様、1ユーロレストラン)が被災地に寄付されるという運動が始まりました。
#EatForItalyのハッシュタグ付きでFacebookにアップされたところ、あっという間に賛同者が集まり
日本でも賛同するレストランが出てきています。
外食する機会があれば、ぜひ協賛のレストランでアマトリチャーナを…Grazie!
そして、玉ねぎやにんにくが使われていたら、「本場はね…」と姑になってください(笑)
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