EU諸国入国の際に必要とされる、イヌ・ネコ・フェレット対象のペットパスポートの発行は
マイクロチップ、もしくはタトゥーナンバーが必要とされている…かつてはタトゥーが義務
ということは、国外に連れ出す場合は、ネコやフェレットにも挿入することになります。
26.000頭のネコがパスポート用に登録、言うまでもなく、飼い主情報も登録されます。
しかし、「義務を果たさない」のがイタリアの国民性
特に地方、小さな街に行けばその傾向が顕著になるのは、日本も同じことだと思います。
今回の地震、アペンニーノ山脈の麓にある、幾つかの「中世の宝石・丘上都市」
…小高い丘の上に城壁に囲まれた中世より存続する古い小さな街、イタリアが誇る文化…
被害の一番大きかったアマトリーチェ、避暑地で観光客もあるとはいえ、羊飼いもいる田舎町
マイクロチップのおかげで簡単に飼い主との再会ができたわんこもいますが
挿入の無いわんこの方が圧倒的に多く、ENPA(愛護機関)により挿入作業が始まりました。
日本では賛否両論、否定派は「痛そう」「体に悪そう」「値段が高い」
しかし3.11以後、わんこへの挿入が急増しているとのこと。
再会の可能性は当然ながら、悲しい変わり果てた姿との対面の際も、認識できるからです。
昔ながらの鑑札は、マイクロチップに移行中、
一方狂犬病予防接種を行わない飼い主も急増中。
最近始めたTwitterで仕入れた情報…La Stampaで紹介の記事、画像もそちらからです。
一見どこにでもいそうな茶トラ君の“凄い”ストーリー
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Un gatto anziano smarrito in Australia riabbraccia la sua proprietaria in Irlanda
http://www.lastampa.it/2016/09/11/societa/lazampa/gatto-gatti/un-gatto-anziano-smarrito-in-australia-riabbraccia-la-sua-proprietaria-in-irlanda-nMp3V1EKyhU0NIEGBsuLaP/pagina.html
「オーストラリアで迷子になった老猫が、アイルランドで飼い主と再会」
シドニー郊外で平和に暮らしていた11歳のジョージ君、
5月、飼い主のフィオーナさんが病に倒れ、ご近所に世話を託し
治療のためアイルランド(多分、母国)に旅立ちます。
治療は長引き、このご近所さん、フィオーナさんに一言もなく転居、
…もしかしたら彼が望んで脱走したのかもしれませんが…放浪生活を始めます。
7月末に保護され、マイクロチップから飼い主はアイルランドにいることがわかり、
友人がFacebookで募金を呼びかけ旅費捻出、フィオーナさんのもと、9月初旬に無事届けられました。
せっかくなので、英語記事も貼り付けておきます。
イタリア人の英語→伊語能力は、私の伊語→日本語と大差無いもの(笑)
英語記事のほうが確実です。
Senior Cat Lost In Australia Reunites With His Mom In Ireland
https://www.thedodo.com/george-cat-australia-reunited-ireland-2001253533.html
すぐにフィオーナさんを認識し、感激的なご対面のシーンもあります。
4週間で達成された費用、余った分は保護したシェルターへの寄付となります。
横ですが、英語記事を探していて見つけたこと…
オーストラリアーアイルランドの、ペット輸送ビジネスの多いこと!
↑の英語サイト(アメリカ)DODO、動物のニュースを集めているのでTwitterのフォローに追加
日本のイルカ漁の動画もアップされていて、Shock!
フォロワーも多く、大量のRTがされています。
https://twitter.com/miciobaunotizie/status/776307213547823104
リンクは私のRT
La Stampaの記事の下にある、もう1匹ちょっと高齢そうな茶トランが目に入り、ポチっ
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2015年6月の記事で、↓は詳細のあるDaily Mail英語サイト
Mystery of Australian cat found thousands of miles from home in Ireland is solved: 'Tigger' has his own passport and belongs to a globetrotting family from Sydney
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3132301/The-mystery-globetrotting-cat-way-Australia-Northern-Ireland-London-solved-social-media-campaign-launched-locate-owners.html
「12.000マイル離れた北アイルランドで保護されたオーストラリア出身のネコの謎が解決」
マイクロチップによりオーストラリア・シドニーで登録、25歳ということがわかり
「OZZIEオジー」と一時期に呼ばれていた彼、しかし詳細の登録は無し。
その後の調査で、本名は「TIGGERティガー」、更に彼はパスポートを所持し
世界を旅行中のシドニーの一家のペットであったとのこと。
一家は北アイルランドの友人宅にティガー君を預けたものの脱走、
放浪しているところを保護されました。
個人的には絶対反対のネコ同伴の旅行ですが、
マイクロチップのおかげでハッピーエンドを迎えたエピソード
時々行方不明になったネコが、とんでもないところで発見されるニュースも目にします。
あってはいけない脱走や行方不明ですが、マイクロチップの有効性を真剣に考える様になりました。
利用せずに済むならばラッキー、お守り様的感覚です。
ネットで見る以上、愛護関係者のネコへのマイクロチップ推奨が見られます。
サボテン
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ウェスタン映画に出てきそうな“柱サボテン”、3mぐらいの高さに成長し、
夏の終わりに美しい花を見せます。
ランタナの花と2ショット
…私も5年ほど鉢植えで柱サボテンを持っていますが1m弱、花は未だ咲きません。
この花は3日ほどの命、柱サボテンはそこらじゅうで見られますが、
花を見ることは、かなりの運の良さが必要です。
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ウチワサボテンの実、日本では「トゥナ」もしくは「カクタスペア」の名でメキシコから輸入。
1個400円ぐらいだとのこと。
7.8cmの長さ、Lサイズの卵より少々大きめのもの5個で€1前後、1個20円強。
イタリア語では「インドの無花果fichi di india」、サボテン自体の名でもあり
このindiaはアジアのインドではなく、コロンブスが発見したと信じていた“インド”=アメリカ大陸
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トゲはとってあるものの、触るとすこ~しチクチク
熟すのを待って皮を剥くと、赤いもののジュースは手に色がつくほどの濃さ
あっさりしたスイカのような甘さで、色によって微妙に甘さが違います。
種も一緒に食べますが、かなり硬く、少々邪魔もの。
販売期間は2週間ほどで、短い期間しか楽しめません。
まるで常夏の気候のようですが、ローマは函館と同緯度です。
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