お気にかけて下さった皆様、ありがとうございます。
私は相変わらず平常生活を送っています。
今朝、シャンプーカット、ブローで€10の格安の中国人経営(薬品は怖い)の美容院でも、
地震の話題に花が咲いていました。
26日19時と21時、そして30日7時半、
21時のものと今朝のものは、鈍い私も揺れを感じました。
特に今朝のものはM6,6、当初めまいかと思っているうちに、周りがガタガタと音をだす…
なかなか収まらず、テーブルの下に隠れようかと思ったほどです。
地震情報を確かめようとポチポチ…ここはイタリア、全く見つかりません。
日曜の早朝ですから…^^;
8時過ぎに、やっとラジオから情報が入ってきました。
被害はかなり大きいとか…死亡者は無いもよう
震源地近くの歴史的教会が崩壊…教会=神の家なので、ショックは大きいです。
欧州には少ない地震、しかしイタリアはギリシャと並んで地震国です。
欧州とアジアを隔てるボスポラス海峡を渡れば、地震大国トルコもあります。
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8月の地震発生直後の、毎日新聞より拝借の地盤構造
長靴を縦断している薄い緑色はアペニン山脈、この下に活断層が走っています。
今回も震源地はノルチャ周辺です。
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地震発生マップ、赤系が多発地帯、アペニン山脈と関連のあることがわかります。
ラクイラ地震の際には、予知をしなかった科学者たちの責任追及という、あっと驚く裁判もありました。
…現時点では予知は不可能であるのが定説。
最終的には予知というよりも、俗に言われる予兆らしきものがあり、
パニックになる住民に適切な案内がされなかったことに対するもの、
マスゴミによる、誤解を招く報道でした。
予兆…井戸水の温度が上がったり、動物たちの異常な行動です。
飼い犬や猫が、事前に異常な行動を見せた…地震発生後聞かれます。
実際に可能なことなのか…
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若干古いデータですが、2009年のピサ大学(ガリレオ・ガリレイで有名)の調査結果
Googleドキュメントをお初に使って、日本語版を作ってみました。
Excelより簡単かな…
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縦は震源地からの距離、横は地震発生前の時間(日にち)、
どの場所の動物たちが、地震発生前に異常な行動を起こしたかの一覧表
イヌ・ネコはあまりあてにならない、発生後、「今思えば…」程度のもの。
この調査によれば、魚類が最も活発に行動するようです。
哺乳類では、やはりネズミ…沈船の前には逃げ出すと言います
カエル、ミミズ、蛇…地温が上がり、冬眠中でも地上に出てきて大移動をする、とか。
今回の地震の避難所、8月のようにテント村設置と言うわけにもいかず
被災者はホテル収容とか…
悪く無いじゃん、と思えるのですが、ペット連れが許されない
ENPAを代表とする愛護活動グループは、大きな批判をしています。
思わず苦笑する記事を見つけました。
先進国イタリアの大惨事は腐敗と無能による人災?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/post-5802.php
筆者はイタリア人、かなり大胆なタイトルです。
古い建物が多く耐震システム導入に大きく遅れ、耐震の工事をしたはずなのに、
崩れた建物も少なくない…
イタリアの問題点を熟知しているようです。
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