多くの人が避難生活をしていたために、死亡者は無かったようです。
しかし建物が崩れ、進入禁止の危険地区に取り残された動物たち
すぐさまENPA(動物愛護国家機関)は現地入り、活動を始めています。
獣医センターの設置、アニマル救急車の配車、
ペットの捜索・捕獲を始めとし、エサの搬入や水のない家畜への給水車の手配etc
消防士との協力により、救出ペットの数はウナギ登り、ローマに治療に向かうわんこもいます。
影を見かけたという通報により、薄暗くなった瓦礫の山を、
ライトをつけて行方不明の犬を探す愛護関係者の姿もアップされました。
せっかく保護されたわんこに、義務のマイクロチップが無い…残念なことです。
中には所有権を放棄し、ENPAに世話を委ねる飼い主も少なくないようす…住居を失い、余裕がない
いつものLa Stampaからです。
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Le suore di Norcia tornano al Monastero per portare in salvo il cane Giobbe
http://www.lastampa.it/2016/10/31/societa/lazampa/cane-cani/le-suore-di-norcia-tornano-al-monastero-per-portare-in-salvo-il-cane-giobbe-M5X2HJ90smuoH0Rk8bhf3J/pagina.html
一旦避難したシスター、修道院に閉じ込められているペット犬ジョッべ君を救出するため
消防士に付き添われて修道院に戻りました。
ENPAの診察を受け、問題がないのなら、別の修道院にシスターとともに滞在予定。
https://twitter.com/enpaonlus/status/793132656506593280
こちらはENPAのtweet、暗闇の中、瓦礫に首まで生き埋めになった犬を発見、
消防士による無事救出の動画です。
トラウマは無いようですが、アニマル救急車にてリエティの獣医のもとに搬送。
8月の地震も震源地であったノルチャでは、アマトリーチャとは異なりテントは9月半ばで撤去
その後の状況の展開に、住民は大きな不満を募らせています。
今回は冬の到着が目前、スポーツセンターや集会場が一時避難地となり、
用意されたホテルへの移動が勧められています。
しかし多くの被災者たちは、この土地を離れたくない
ホテルよりもむしろ車でや、テント暮らしを希望しています。
また8月のようなテント暮らしではないので、ペット連れが不可能で、大きな問題となっていました。
ENPAの再三のアピールの結果、好結果が出た様子
夕刻のENPAのTwitter
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自動翻訳してみましたが、少々理解し難いですね^^;
お粗末ながら、チョビっとマシな私の意訳を紹介…
「ペット連れの被災者の収容先を確保。
テラモ市役所の協力で、ピアノ・ディ・アッチョ大学センターが受け入れる」
日本の被災地でも、常に問題になるペット連れ避難
ENPA(国家機関)が中心になって収容先を探してくれる…
やはり、国家機関の存在は大きいものであると、実感しました。
日本も、1日でも早く、政治が動物に優しい目を向けてくれるようになりますように…。
追記
他にもペットも受け入れる施設があったようですが、あっという間に満員となっています。
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