


写真1、手足が白いからソックスちゃん
写真2、Sさん大好き!
写真3、しっぽの先が白いのがチャームポイント
これは知り合いの餌やりさんのところにくる子の話です。
ソックスちゃんはとっても人馴れしていて
餌やりのSさんが大好きでした。
遠くにいてもSさんの声が聞こえれば
走ってご飯を食べに来ていました。
Sさんのところは旦那さんが厳しくて
保護は1、2匹までと決まっていて
すでにもう2匹の保護猫がいて、周りの人たちも
保護猫でいっぱいのためソックスちゃんを保護することは
出来ませんでした。
でもこれだけ人馴れしている子だと
虐待などの恐れもあるため、お外にいる状態で
里親募集をすることにしました。
そして写真を撮って里親募集を開始した直後に
ソックスちゃんは姿を現さなくなってしまいました。
Sさんはとても心配して夜だけではなく
朝も様子を見に行くようにしていました。
そして約1週間後の朝、様子を見に行ったSさんから
メールが来ました。
「ソックスちゃんを見つけました、脱水症状が酷く、呼吸もとても苦しそうです、とりあえず病院に連れていきます」
ソックスちゃんは餌場に出てきてうずくまっていたそうです。
そして夕方、ソックスちゃんは治療の甲斐もなく
病院で亡くなってしまいました。
ソックスちゃんの胸にはたくさんの水と膿が溜まっていて
抜いたら少し楽そうにしていたのですが
回復はせず、酸素室に入り点滴を打って様子を見ているうちに
呼吸が止まってしまったそうです。
何が原因でそうなったのか不明のままでした。
私は里親募集の写真を撮りにソックスちゃんに
会ったことがあり、スリスリしてくれて本当に人馴れしていて
十分に里子に出せる子だっただけに悲しくて悔しくて・・・
でも餌やりさんにはこんなことはよくあることだと思うし
そんな辛いことがあっても今いる子たちのために
一生懸命毎日餌やりを続けて、不妊手術を実施しています。
中にはたくさんの保護猫もいてがんばっている人もいます。
そして安易な保護は返って猫たちを不幸にし
自分自身を潰すことにもなるのでどうしても
見捨てなければいけない子も出てきます。
もっともっと理解のある預かりさんが増えたり
ソックスちゃんのようにお外にいても目を向けてくれる
里親さんが増えてくれれば・・・
これはいつも思っていることですが
今回は特に強く願わずにはいられませんでした。
ソックスちゃん、もう苦しくないよ
安らかに眠ってね・・・
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