
僕にはあんまり関係にゃいね
無断外泊から一夜明けて昨日、白は静かに家にいた。
あまりにもずっと家の中にいるので、それはそれで心配になって、白を散歩に誘ってみた。
面倒くさそうにしてて、ダラダラしてる。
待ちきれないチーを連れて先に出た。
チー、初めての道に興奮!

お?白兄ちゃんが向こうから来たよ。道を通らないで畑を突っ切って近道してくる。
チーにチュッ♡と挨拶してくれる。
よし、今日は麦畑の歩き方を教えてあげるにゃ。

白兄ちゃん、待ってー。
次は草の中の隠れ方。静かにね。

しーーーーーー・・・・
端っこ歩いていこうニャ。
ちょっとここの塀に登って一休みニャ。
塀のお宅の前の畑に大奥様が。
いつものように挨拶をかわす。

「うちの猫、何かご迷惑かけてないですか?」
「ああ、この猫ね。よくみるよ。時々あたしが開けっ放しにしてると家の中に入ってるよ。
こないだなんか知らないで、閉めちゃったら、出られなくってグルグル回ってたよ。」
え・・・?家の中?
大奥様は本宅に一人暮らし。
すぐ前の新宅には犬がいるからそちらには入ってないみたいだけど。
「可愛いねぇ。あんまり見かけない綺麗な子だからどこかで飼われてるとは思ってたけどねぇ、やっぱりねぇ。ペットショップに行ったって、こういう子はなかなか見たことないよねぇ。」
ええ、まあ、雑種ですしね。
青い瞳の猫はこの辺で見かけないから、目立つんだろうな。
なんでもネズミ捕りをかけても、かかってるネズミが小さすぎて網目から出ちゃって逃げられるらしい。
何回もそんなことを繰り返すから、ネズミ捕りを置くのを諦めたんですって。
という事はネズミ捕りを置かなくても白が来てくれればいいって言う事なのかな?
地域猫 白、見回りの範囲は農家の納屋だけでなく、母屋も担当してるらしい。
白~~~帰ってこない理由の一つがまたわかっちゃったよ。
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