10日ほど前に拉致した生粋ノラの子猫。
10日やそこらじゃぁ、まったく変わりません。
毎日、「チビ~♪おはよ~」と優しく声をかけるも、「プパァッ!!シャァー!!」の連発。

それでも昨日からは目の前に恐る恐る出てきてお水を飲む姿を見せてくれた。
まぁ、それだけ喉が乾いていたっていうだけだけどね。
チビ猫、はっきり言って恐ろしすぎて、毎日の目薬はしていませんでした。
自ら拉致したくせに保護義務違反もいいところですが、素人の自分にはこれが限界でした。
チーみたいに最初からゴロゴロ言ってくれるチビ猫だったらな・・・。
チーは10日もたった頃には母屋で可愛がられてたかな。
後悔したって、凶暴な子猫を拉致っちゃったんだから仕方ないね。
それでも、注射をしてもらったし、粉薬はカリカリに振りかけて毎日飲んでくれたおかげでグズグズしてた鼻もすっきりし、目やにも出なくなって少しは綺麗になりました。
キャリーに手を入れ、お水やカリカリのお皿を取り替えられるようになりました。
さて、せまっちいキャリーから少し大きなケージにお引越し。

庭に転がっていた棚だったらしきものの骨組みに100均グッズ1500円ほど装備して出来上がり。
それでも一階はトイレ、二階はリビングとダイニング、小さなロフト付きです。
倉庫の入り口にケージを設置。
いよいよキャリーからのお引越し開始。
隙間から逃げられないように周りを布などで囲いながら、うまくケージに移動してもらうというもの。
なかなか移動しないので、段ボールを隙間に入れて少し追い出す。
ん?入ったのかな?
キャリーを覗き込んだその瞬間、ガササッ!
チビ猫が笹薮の方へ逃げて行ってしまった!
室内でやればよかったんだけど、倉庫入り口を開けてすぐの場所だから、逃げられないように塞げば大丈夫、室内で逃げられたら、かえって細かい隙間に入り込まれて捕まえられなくなっちゃう、などと思っていたのでした。
すぐに追いかけるも見失う。
キャリーにカリカリを入れて塀際に置く。
もしかしたら、お腹すいたら戻ってくるのかな?
いや、この10日間拘束されていた場所に戻るわけがない。
どうしよう・・・このままじゃ、風邪を少し良くしただけで、今度こそ本当の人間不信、凶暴な野良猫が出来あがっちゃう。
しばらくしたら、あのダミ声が聞こえてくる。
塀の・・・内側。うまくすれば捕まえられる?
手袋をして、大きなネットを片手に笹の方へ。
こんもりとした小さな笹の中から声が。

そっと近づき、笹を少し避けた。
ミルクティー色の背中が見える。
ネットをかぶせても、ここでは下の隙間から逃げられちゃう。
ガッ!!
力いっぱいチビ猫の背中をつかんだ。
「ギャァーー!!」ガブーー!!
痛ーー!! また噛まれた! でもここで諦めたら、噛まれ損。
お互い、掴んで、噛んだままケージまで行って、中にポーーイッ!

扉を閉めて、一安心。
はぁーーーー・・・・また同じことやっちゃった。
これでチビ猫が心を開いてくれる日はまた遠く遠く離れて行ってしまった。
ゴメンね。また怖い思いさせちゃったね。

チビ猫がゴロゴロ言ってくれる日は来るのかな・・・。
このまま一生ケージ飼い、なんてことはしたくないな。
すでに白トラがいて、さらに室内にチーがいて。
チビ猫が感染する病気持ちかどうかは二か月経ってからでないと検査結果がはっきりと出ないし。
今更ながら先住猫がいるのに、次の猫を拉致って来るのは無謀だって思い知った。
こんなに凶暴で、検査もしてない猫、里親探しも出来ないよ。
あ~~~~~、もうーーーー!どうしたらいいんだろうなーーーーーーー!!
あ、そうだ、先生にもらったゲンタマイシン、塗っとかなくちゃ。
先生の読みは当たったねぇ。
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