ここ最近、バタバタとしていてなかなかネコジルシを開けず💦
…なので、せっかく素敵なちゅ~る企画も気付けば期限が過ぎていました…申し訳ない…貯めていたのに…(´;ω;`)
来年は…来年こそは…!!!!!!(震)
そして、タイトルから察した方もいらっしゃるかもしれませんが…
ここから先は辛いご報告となります。
こちらでご縁を結んでいただき、たくさんの方にバロンくんを見守って頂いていたので…
迷いましたが、
この場を借りてご報告させて頂きたいと思います。
7月1日 10:30、1歳2ヵ月という若さでバロンは虹の橋を渡りました…。
病名は、『FIP(猫伝染性腹膜炎)』。
以下、それまでのことを綴ります。
4月、推定1歳の誕生日を迎え元気に過ごしていたバロンですが
5月の中旬から『何となく活気がない』『なんとなく食欲がない』が始まり、21日には朝ごはん嘔吐後全くの飲まず食わず。
また、いつもはべったり甘えて傍にくっついて寝ている子なのに、体調を崩してからはやたらと独りで居たがりました。
なんとなく嫌な感じがして、すぐに病院に行き
採血、レントゲン、尿検査、超音波検査と一通り検査をしていただき
…腹腔内に腫瘤があるのと、グロブリンが高値であることが判明。
(この時点では肝機能、腎機能等は異常なし)
そこから、FIPかリンパ腫の疑いがあることを告げられ…さらなる鑑別診断の為に細胞診や生検(病理診断)をして
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その所見から
FIPがほぼ確定しました。
(ウイルス抗原も陽性でした)
それから、しばらくは定期的に受診して生検の術創を見ていただいたり
熱が出れば抗生剤、症状を緩和するためのステロイド、嘔吐したら制吐剤、飲食出来なければ輸液など対症療法を続けました。
生検後、毎朝催促してくるぐらい食欲も戻り、家中を探検したり、私達に『遊ぼう!』と甘えてきたり…一時的でしたが
『本当にFIP…?』と思うくらい状態が落ち着いた期間もありました。
そして6月下旬。
高熱が続き、食べても頻回に嘔吐、下痢…そして血便も出るようになり、おしっこも間に合わなくなり真っ黄色のニオイの強いものを度々失禁。腹部はかなりの波動感があり、腹水も結構貯留してきている、という状態でした。
いよいよ、薬で症状が抑えきれなくなり…ウェット・ドライの混合症状に。
体力が限界にきていた中で、あまりにも辛そうに吐くので
6月28日に、『せめて嘔吐だけでも治まれば少し楽になるかも』と…最後の病院受診に。
制吐剤を入れてもらい、楽になったのか…帰宅後は食事には手をつけないものの、大好きなちゅ~るを少しずつぺろぺろ。
以降、吐くことなく、下痢や血便もなく、穏やかに過ごせていましたが…最期の3日前くらいからは薬もご飯も水も全く受け付けず、でしたので…夫婦で話し合い、覚悟を決めてステロイドの内服をやめました。
病院も、毎回キャリーバッグにしがみついて嫌がっていたので…病院に行くのもやめてストレスをかけずに自宅の落ち着く場所でゆっくりしてもらうことに。
そして、7月1日。
朝、久々にスリスリと甘えてきましたが…やっぱり飲まず食わず。筋力もがっつり低下し、かなり細くなった脚でふらつきながら傍に来てゴロン。傾眠がちでぐったりしている状態だったので、直感で『もうそろそろかな…』と感じました…。
最後に
『行ってきます』
『…ニャー(掠れ声)』
と、やりとりをし…私は出勤。
仕事休みの夫に、あとは任せました。
昼休憩でスマホをチェックすると、
自宅にいる夫からLINEでバロンが旅立ったことの報告が入っていました。
最期は夫がいるプレイルームまでフラフラ歩いて来て、『ちょっと疲れたから休もうかな』という感じでゴロンと横になり、眠るようにそのまま静かに息を引き取ったようです。
帰宅して、『ただいま』の挨拶と『お疲れ様、よく頑張ったね』の労いの言葉を掛けながら作った棺ベッドに寝かせ、撫でながら堪えきれず涙。
本当に寝ているかのような穏やかな表情で、まるでまだ生きていて…すぐにでも起きそうな感じすらある姿でした。
FIPを発症して1ヵ月ちょっと。辛い中、バロン隊長は頑張ってくれました。
最期には、私は立ち会えなかったけれど…苦痛なく旅立てたことは本当に良かったな…と思います。
あとは、夫が丁度休みで看取れたこと。独りぼっちの時でなくて良かった…。
バロン隊長と過ごしたのは、ほんの7ヵ月くらいだけれど、密度の濃いとても大切な時間を過ごせて幸せでした。バロン隊長、ありがとう…!!
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息子にぴっとりなバロン隊長。可愛い…!
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手作り術後着を渋々着てくれている隊長(笑)
上から見ると、完全なる割烹着を着たおばちゃんです(*´∀`*)
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夫にキスの挨拶をする瞬間を撮った写真。
柔らかく笑っているような感じがしませんか…?
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バロンくん、辛い中よく頑張ってくれたね。本当にお疲れ様でした。
もう頑張らなくていいからね。
ゆっくり休んでね。
虹の橋の向こうで、先に旅立ってしまっていたというお母さん猫と再会出来たかな…?
ちょっと恥ずかしがって、まだ甘えられていないかな?(笑)
『ぼくはね、こんなおうちにすんでいたよ!』って、お話をしてくれているかな?
たまにお母さんを連れて遊びにおいでね。
ずっとずっと、大好きです。ありがとう。
願わくば、いつか。
FIPの根治が目指せる治療薬が開発され、FIPで苦しむ猫ちゃんやその家族が少しでもいなくなりますように。
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